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■Bjorkが映画界でのセクハラ被害を告白「監督やスタッフが容認・助長している」

映画プロデューサーのハーヴェイ・ワインスタインによるセクシャルハラスメントをハリウッドの女優が次々に告発する中、Bjorkが自身が過去に映画界で受けた被害についてFacebookページで告白した。

BjorkはFacebookの投稿の中で「ネット上で声を挙げる多くの女性たちにインスピレーションを受け、私とデンマーク人の映画監督についての経験を話します」と前置きしたうえで次のように述べている。

「私が女優の仕事を始めた時、自分の『性的な嫌がらせを受ける取るに足らない存在』としての屈辱と役割、そして監督や多くのスタッフたちがそれを容認し、助長していることがはっきりとわかりました。監督が起用した女優を好き勝手に触り、嫌がらせすることは当たり前のことで、映画界はそれを容認していることに気がついたのです」。

さらに「私が何度も拒むと彼は不機嫌になって私を罰し、私が堅物であるかのような雰囲気を彼のチーム内に作り出した」とも告白。またBjorkは自分自身の強さや仲間たちの存在、演技の世界に野心がなかったことから数年でこの出来事を乗り越えられたとしながら、この映画監督と仕事をしたほかの女優たちのことを心配し、最後には「この声明が世界中の女優と俳優のサポートになることを祈ります。こんなことはもうやめよう。変化の波はきています」と結んでいる。

Bjorkは2000年にデンマーク出身のラース・フォン・トリアー監督の映画『ダンサー・イン・ザ・ダーク』に主演している。

■Bjorkは過去にも音楽業界にはびこる性差別を非難

Bjorkは昨年にも音楽業界における女性差別についての声明をFacebookで発表。

自身のDJプレイについて、「パフォーマンス」せずにデスクの後ろに「隠れている」ことをいくつかのメディアが理解していないこと、男性に対してはそんな反応は示さないことを指摘し、セクシズムだと非難した。

さらに「音楽業界において、女性は彼氏について歌うシンガーソングライターになることは認められているけど、歌のテーマを原子や宇宙、アクディビズム、マニアックで数学的なビートエディットみたいな、愛する人について歌う以外のことをしたら批判される」と綴り、「2017年を変化の年にしよう!全てのガールズに多様性の権利を!」と呼びかけていた。

■発端はハリウッド大物プロデューサーに対する相次ぐセクハラ被害告発

一方、Bjorkを触発したと思われるハーヴェイ・ワインスタインのセクハラ事件は、ハリウッドで多くの女優・俳優・ジャーナリストらを巻き込む大騒動に発展している。

弟のボブ・ワインスタインと共に設立したミラマックス社で、『パルプ・フィクション』『グッド・ウィル・ハンティング/旅立ち』『恋におちたシェイクスピア』など数々の作品を送り出してきたハーヴェイ・ワインスタインは、この事件が明るみに出たのちに、自身の会社ザ・ワインスタイン・カンパニーを解雇された。さらには『アカデミー賞』を主催する映画芸術科学アカデミーは、ワインスタインを除名すると発表。この決定を下したアカデミーの役員にはトム・ハンクスやウーピー・ゴールドバーグら参加している。

これまでにワインスタインからのセクハラを告白した女優にはグウィネス・パルトロウ、アンジェリーナ・ジョリー、ローズ・マッゴーワン、レア・セドゥ、カーラ・デルヴィーニュらが名を連ね、レア・セドゥは英ガーディアン、カーラ・デルヴィーニュは自身のInstagramでそれぞれワインスタインに迫られた自身の経験を長文で生々しく綴った。

さらにワインスタインや彼のセクハラを容認していた関係者を糾弾するツイートをしていたローズ・マッゴーワンのTwitterが一時期凍結されたことを受け、10月13日には「#WomenBoycottTwitter」のハッシュタグで、24時間の間Twitterをボイコットしようという動きが世界中の女性たちに広まった。Twitter社はマッゴーワンのアカウント凍結は、彼女のツイートに個人の電話番号が含まれていたためと説明しており、その後、求めていない性的な誘惑や同意なしのヌード、ヘイトシンボル、暴力的なグループ、暴力を美化したツイートに対する新たな規定を設けると発表した。