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ベネッセ教育総合研究所はこのほど、「第2回 乳幼児の親子のメディア活用調査」の結果を発表。2017年3月、東京・神奈川・千葉・埼玉に在住の0歳6カ月〜6歳までの乳幼児を持つ母親3,400名を対象に行ったもので、2013年に実施した第1回に続く調査となっている。

調査の結果、母親のスマートフォン利用率は92.4%だった。このうち、子どもがスマートフォンに接する頻度と時間を調べると、「ほとんど毎日使う」割合は21.2%で2013年の11.6%から増加した。平日1日あたりの使用時間は70.2%の人が15分未満となっている。

また、子どもに携帯電話、スマートフォン、タブレット端末、パソコンでさせることを尋ねたところ、「写真を見せる」が84.4%と最も多く、次いで「あなたやお子さまが撮った動画を見せる」(76.2%)、「Youtubeなどで検索やダウンロードした動画を見せる」(52.3%)、「写真を撮らせる」(49.3%)、「音や音楽を聞かせる」(45.0%)と続いた。

子どもがスマートフォンを使う場面としては、33.7%の人が「外出先での待ち時間」と回答。「子どもが使いたがるとき」(29.7%)、「子どもがさわぐとき」(23.5%)、「自動車、電車などで移動しているとき」(21.6%)などもあがっている。2013年と比較すると、「親が家事で手をはなせないとき」(2013年: 7.7%、2017年: 15.2%)、「子どもがさわぐとき」(2013年: 17.0%、2017年: 23.5%)と答える人の割合が増加した。

調査では、子どもがスマートフォンを使う場合の主な工夫として、「長時間見せない」(526件)、「使用させない環境をつくる」(431件)、「親と一緒に使う」(301件)、「使う機能を制限する」(154件)、「音や明るさなどの視聴環境に配慮する」(124件)といった自由記述での回答も寄せられている。

これらの結果を受けて、白梅学園大学学長で東京大学名誉教授の汐見稔幸氏は「視聴する内容やルールについても気にかけている家庭がほとんどで、乳幼児のメディア利用に対して社会の過度な心配をしなければならない、という結果ではありませんでした」とコメント。その上で、「動画や絵本等の間接情報と豊かな実体験が脳でつながることで、知識が身体に刻み込まれ、智恵とつながる知性が身につくのです」と実体験の大切さも伝えている。