松坂桃李主演×三浦大輔監督×石田衣良原作『娼年』映画化決定 松坂「舞台同様、無になりました」

写真拡大

 石田衣良の恋愛小説『娼年』が、主演・松坂桃李、監督・三浦大輔のタッグで映画化されることが決定した。

参考:松坂桃李、『わろてんか』子役との恋模様が話題に どんな設定も乗りこなす“素直さ”を読む

 本作は、2001年の直木賞候補となった石田の同名小説を映画化した人間ドラマ。大学生活にも退屈し、バーでのバイトに明け暮れる、無気力な生活を送っている主人公・森中領(通称:リョウ)。ある日、リョウの中学校の同級生で、ホストクラブで働く田島進也(通称:シンヤ)が、ホストクラブの客として訪れた女性・御堂静香を、リョウの勤めるバーに連れて来る。静香は、自身がオーナーを務める秘密の会員制ボーイズクラブ「パッション」に入れるため、恋愛や女性に「興味がない」というリョウに、“情熱の試験“を受けさせる。最初は戸惑ったリョウだったが、“娼夫”として仕事をしていくなかで、女性一人ひとりの中に隠されている欲望の不思議さや奥深さに気づき、心惹かれ、やりがいを見つけていく。リョウはやがて静香に対しても想いを寄せるようになるが……。

 主演の松坂が演じるのは、娼夫として生きる主人公・リョウ。2016年8月に行われた舞台版からの続投となり、こちらも舞台版と同じく三浦が監督を務める。撮影は既に終了しており、2018年春に公開される予定だ。

 また、原作者・石田の娼年シリーズ最新作『爽年(そう・ねん)』 が、本日10月17日発売の『小説すばる』11月号で連載がスタートしている。

【主演:松坂桃李(森中領役)コメント】昨年、『娼年』という舞台に出演したことは自分の中で大きな出来事の一つでした。この作品の千秋楽の日、二度とできない、そう思えるほど、無の状態になりました。だから映画化の話を聞いた時には、不安しかありませんでした。でも、舞台で表現できなかったこと、映像だからこそ残せるものが、映画『娼年』にはあると思いました。撮影前に三浦監督に言われた言葉です。“ようやくこれで石田衣良さんが産み出した『娼年』が完成する”と。撮影を終えた今、僕自身もそう感じています。舞台同様、無になりましたが。何より女性の方にこそ観ていただきたい作品です。

【監督:三浦大輔 コメント】厳しい条件の中、全キャスト、スタッフが満身創痍で作り上げました。娼夫になる主人公の「領」は舞台に引き続き、松坂桃李君です。舞台からさらに進化した、また新たな「領」を演じてくれ、やはり、この役は彼でしか成立し得ないと確信しました。映像化は色んな意味で舞台化よりさらに困難な作業になりましたが、原作の石田衣良さんの小説の意思を受け継ぎ、「性描写」に関しては一切妥協せず、でも、よりポップに描き切ったつもりでいます。結果、あまり前例がない、新しいエンターテイメントが産まれた予感がしています。R18作品ですが(こればっかりはしょうがない)、幅広い人たち、特に女性の方々に観て欲しい気持ちでいっぱいです。『娼年』は女性の欲望を全肯定する物語です。公開をどうぞご期待ください!

(リアルサウンド編集部)