エルサレム旧市街の「嘆きの壁」で発掘された、古代ローマ帝国時代の劇場を記者に紹介するIAAの考古学者(2017年10月16日撮影)。(c)AFP=時事/AFPBB News

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【AFP=時事】イスラエルの考古学当局は16日、エルサレム(Jerusalem)旧市街(Old City)のユダヤ教の聖地「嘆きの壁(Western Wall、西の壁)」で、同地で初めて発掘された古代ローマ帝国時代の公共建造物を公開した。

 2年間にわたる発掘作業を指揮したイスラエル考古学庁(IAA)の考古学者によると、発掘されたのは円形の劇場のような建造物。放射性炭素年代測定などから2世紀から3世紀ごろに造られたもので、未完成とみられるという。

 IAAによれば、 史料にはこのような建造物の存在が示唆されていたが、過去およそ150年間同地で行われてきた近代の考古学的調査で、そのような建造物は発見されていなかった。

 約2000年の歴史を持つ嘆きの壁の新たに発掘された部分は、幅約15メートル、高さ約8メートルで、用いられた石の保存状態は非常に良いという。IAAによれば、約1700年の間、地下8メートルの位置に埋まっていたという。

 嘆きの壁は、紀元70年にローマによって破壊された第二神殿(Jewish Second Temple)の遺構の一部。
【翻訳編集】AFPBB News