新型ボルボXC60は、一見するとXC90の弟分という印象を受けます。プレス向け発表会で登壇したボルボ・カー・グループのデザイン部バイスプレジデントのジョナサン・ディズリー氏は、S90/V90/V90クロスカントリーの発表会時にも来日しています。

外観は、XC90に似た雰囲気ではあるものの、より低く、ダイナミックに感じさせるデザインが特徴だといいます。「スポーティ」、「アジリティ」、「クール」といったキーワードを出して説明。

単に新しさを打ち出すだけでなく、初代XC60が世界販売の約3割を占めるという重要なモデルに成長しただけあって、リヤのテールランプの形状やCピラーまわりの、上に切り上がっていくようなデザインなど、同じ要素も採り入れることで、買い替えを促すといった配慮もされているそうです。

同氏が担当したというインテリアでは、最高のシートと自負するXC90と同じフロントシートのほか、最も強調したいのがインパネを左右に貫く加飾。この流木などをモチーフにした木目調のデコレーションを実現するのに苦労したそう。

それは、量産車で「金属、プラスチック、木」という3つの異なる素材を組み合わせる難しさ。それぞれ膨張係数が異なるため、インパネに小さな隙間ができやすく、いわゆるチリ合わせに非常に苦労したそうです。最初からこれほど大変なのが分かっていたら、やらなかったとコメントするほど。

異なる3つの膨張係数の違いを(調整)吸収するのが、エアアウトレット下に配された0.5mmほどのスウェーデン国旗をモチーフにした金属の素材で、これを採用することで、異なる膨張係数の帳尻合わせが可能になり、見事なチリ合わせを実現しているそうです。

ほかにも、XC90から採用されているシートのスウェーデン国旗もありますが、こちらは遊び心のある飾りで、ボルボらしさをさり気なく主張しています。

(文/塚田勝弘 写真/小林和久、塚田勝弘、ボルボ)

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