15日、紛失したとされていた国連教育科学文化機関(ユネスコ)世界遺産の登録認定証のうち2件分が、韓国文化財庁に保管されていたことが分かった。写真は世界遺産の水原華城。

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2017年10月15日、紛失したとされていた国連教育科学文化機関(ユネスコ)世界遺産の登録認定証のうち2件分が、韓国文化財庁に保管されていたことが分かった。韓国・ニュース1が伝えた。

韓国国会・教育文化体育観光委員会に所属する与党・共に民主党の金炳旭(キム・ビョンウク)議員は同日、文化財庁から提出された国政監査資料「ユネスコ世界遺産など認定証の管理現況」を通じてこのような事実を確認したと明らかにした。

今回、認定証の所在が確認された世界遺産は「慶州(キョンジュ)歴史地域」と「高昌(コチャン)・和順(ファスン)・江華(カンファ)の支石墓群」の2件。一方、慶州の石窟庵(ソックラム)と仏国寺(プルグクサ)、海仁寺(ヘインサ)大蔵経板殿、宗廟(チョンミョ)、昌徳宮(チャンドックン)、水原華城(スウォンファソン)の世界遺産5件と、朝鮮王朝実録(朝鮮王室儀軌)、訓民正音の「世界の記憶」2件の計7件については依然として認定証の原本の所在が確認されておらず、紛失したものとみられている。

世界遺産の認定証をめぐっては2002年、全48の複製を製作する際に「原本を政府記録保存所に移管すべき」との議論があったものの、実際には移管は行われなかった。その後07年に担当者が調べた際に原本紛失の事実が発覚した。

一方、「世界の記憶」2件の登録認定証が最初に発給されたのは2000年8月28日。その後、紛失を理由に07年に再発給されたが、ユネスコが文化財庁ではない他機関宛てに再発給文書を発送した可能性が指摘されているという。

金議員は「ユネスコ世界遺産など登録認定証の原本はそれ自体が大切な文化遺産の記録であるため、しっかり管理して子孫に伝えていかなければない。まだ見つけられていない原本についても最善を尽くすべき」と伝えた。

大事な証書発見の知らせに、韓国のネットユーザーからは「本当に良かった。これからはしっかり保管して」と安堵(あんど)の声が上がったものの、「もらったらすぐに保管しておけばいいものを…」「どうやったら原本をなくせるの?」「昔のものじゃなくて2000年代に発給されたものをなくすなんて」「仕事をしっかりしないから。関連の公務員は何やってるんだ?」「がっかり」「これがヘル朝鮮(地獄のような韓国)の公務員のレベルだ」など公務員への非難の嵐が巻き起こっている。

また、「手抜き工事にずさんな管理、その上『安全不感症』。韓国らしい話だ」「ご先祖から受け継いだ文化財を守れないどころか、世界が認めた文化財の認定証すら管理できないほどねじが抜けているとは…」と、自嘲気味のコメントも目立った。(翻訳・編集/松村)