この20年で時代は大きく変わったが、今後20年の変化は、その比ではない。思いもよらない変化が次々と起きるこれからの社会では、「たくましさ」、「地頭のよさ」、「社交性」が常に求められるのだ。「世界標準の子育て」では、4000名のグローバル人材を輩出してきた著者が、世界中の子育ての事例や理論をもとに「未来の子育てのスタンダード」を紹介していく。

前回は、子どもの将来を左右する「根拠のない自信」の育て方について紹介しました。
今回は、さらにもう一つの方法を紹介しましょう。

母親のストレスが、子どもの人格を左右する

1歳〜6歳児の「根拠のない自信」を強めるのに最適な方法が「お手伝い」です。最近は家事を子どもに分担させる家庭がめっきり減ってしまいました。

男女共働きの世帯が増えたとは言え、掃除、洗濯、ゴミ出し、食事の準備に後片づけ、すべて母親が一人でやっている家庭が多いのではないでしょうか。その結果、母親は家事と育児(さらに仕事)に追われて疲れ果ててしまうのです。

北欧は、「世界一子育てがうまくいっている国」だと言われているのですが、その要因は、父親が育児に参加し、家事も男女平等にしているからです。

そもそも、子どもの人格形成に一番大きな影響を与えるのは、母親です。母親の日々の表情が、そのまま子どもの性格に反映されます。お母さんが笑顔でいれば子どもは明るく育っていきますし、お母さんが疲れてイライラしていれば、良い子育てはできません。

母親のストレスを軽減させるためにも、父親も積極的に家事に参加し、そして子どもにも家事を手伝ってもらうことで、家庭環境はより良いものになっていきます。

家事のお手伝いで成功体験を積ませる

では、そんな前提をもとに子どもへのお手伝いの頼み方を見ていきましょう。まず基本としては、子どもに簡単なお手伝いを丁寧な言葉で頼みます。そして、子どもがしてくれたら「手伝ってくれて助かったよ、ありがとう!」と、抱きしめて感謝の言葉を伝えてください。

すると、子どもは「自分でできた!」という成功体験を積めると同時に、親からのスキンシップと感謝の言葉で自信を強めることができます。子育て上手な家庭では、みなさん子どもに頻繁にお手伝いを頼み、成功体験のインプットを積み上げています。

人から感謝される喜びと快感をたくさん経験して育った子どもは、前向きで積極的、そして開放的な人柄に育ちます。

続きはこちら(ダイヤモンド・オンラインへの会員登録が必要な場合があります)