近年、さまざまな産業で競争力を急激に高めている中国。造船業も成長著しい分野の1つだ。かつて日本のお家芸と呼ばれた造船業は韓国にシェアを奪われたが、今はその韓国が中国にシェアを奪われている。(イメージ写真提供:(C)yigeyinghua/123RF)

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 近年、さまざまな産業で競争力を急激に高めている中国。造船業も成長著しい分野の1つだ。かつて日本のお家芸と呼ばれた造船業は韓国にシェアを奪われたが、今はその韓国が中国にシェアを奪われている。

 中国メディアの今日頭条は13日、海運・造船専門調査会社である英クラークソンのまとめを引用し、2017年1ー9月の国別受注量では中国が509万CGT(217隻)で1位となり、韓国を上回ったことについて「中国の造船業は世界一だ」と主張した。

 記事は、中国造船業の建造量は世界の約3分の1を占めていると主張し、世界一の立場にあると主張。中国はLNGタンカーを含め、民間で運航されているあらゆる船舶を建造することができると記載した。

 また、これまで建造経験の乏しかった大型砕氷船や大型客船もすでに中国国内で建造中であるため、中国造船業はまさにあらゆる船舶を建造できることになると論じた。

 さらに、かつて世界一だった韓国造船業を抜き去ることができたのは中国国内の整備された工業体系があってこそだとし、中国は船舶の建造に必要となる各種材料から設備まで全てを中国国内で調達することができると主張。大型船舶に搭載される動力系統の技術を掌握し、エンジンやガスタービンを自前で生産できるようになったことも中国造船業の飛躍的発展においては重要な要因だったとした。

 急激に技術力を高める中国。しかも生産コストは日韓に比べて相対的に安く、価格競争力もある。造船業で高い競争力を持つはずの韓国が国外の大型案件を中国に奪われるケースも見られるようになっている。(編集担当:村山健二)(イメージ写真提供:(C)yigeyinghua/123RF)