公式会見に出席した森山佳郎監督

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 17日にU-17W杯インド2017決勝トーナメント1回戦でU-17イングランド代表と対戦するU-17日本代表は16日、インド・コルカタのソルトレイク・スタジアム近くの練習場で公式練習を行った。練習前には森山佳郎監督、キャプテンのMF福岡慎平(京都U-18)が公式会見に出席した。

以下、会見要旨

●森山佳郎監督

―――イングランドをどうやって上回りたいか。

「みなさんご存知の通り、イングランドはドルトムントに所属する選手やマンチェスター・ユナイテッドでプレミア出場を遂げたような選手ばかり。市場価値で言ったら200億対10億。だが、サッカーはいい選手がそろったほうが勝つとか、『1+1』、足し算じゃないところが面白いところ。日本人の得意な組織的なサッカーで対抗していきたい。ただ、現実的にならないといけない部分もある。状況の中で一番いい判断ができる選手がそろっていると思うので、明日のゲームに期待したい」

―――ニューカレドニアと引き分けて、雰囲気を変えるためにどんな取り組みをしたか。

「先のことを考えてもしょうがない。イングランドと全身全霊で戦う。ニューカレドニア戦はプレーした選手が久しぶりに出場した選手で、気温30度、湿度80%と呼吸するのも難しいような気候だった。大観衆の中でプレーしたことがない選手も多かった。逆に大きな経験をしてくれた。

 ただ、途中からミスを恐れたようなプレーをしていた。僕自身が選手に『チャレンジしろ』と言いながらミスを許していなかったから選手がちっちゃくなってしまったんだなと、選手たちに謝った。ここまできたらやるしかない。全員でカバーしあったり、ミスを取り返したりして向かっていきたい。昨日のオフを挟んでみんな元気で明るい表情になった。(ニューカレドニア戦の)影響はない。明日、いいゲームを迎えられると思う」

●福岡慎平主将

「グループリーグ3試合を通して決勝トーナメントにいくのが目標だったので、それが達成できたのは良かった。3戦目をしっかり勝ちたかったけど、これがW杯だなと感じさせられた。イングランドには物怖じせず、チャレンジャー精神と自信を持って戦いたい」

―――戦い方は。

「延長がないので3枚の交代枠を使いきれるということもあるし、90分で決着をつけたい部分もある。状況によってはPK戦も十分にありえる。それについてはあまり言えない」

―――やりたいサッカーと現実的な勝負。監督はどんな指示を出していきたいか。福岡選手はピッチ上でどうゲームコントロールするか。

「明日のゲームプランについてコメントはしたくない。先ほどキャプテンも言ったようにチャレンジャー精神をもって、物怖じせずに自分たちの持っているものを全部ぶつける。

 当然、相手に対して修正できるところはできるし、その状況を見て的確な状況判断をするというのは選手に要求しているところ。ニューカレドニア戦で選手が息ができないくらい苦しかったと、試合が終わってから聞いた。相手の速さとか強さを感じた選手が、周りの選手と連携を図りながら修正する。システムをいじるようなことはこちらがやるけど、ピッチの中で選手が判断しなければならないところも大きい。そういう選手の数が増えてきているので期待したい」

●福岡慎平主将

「イングランド戦は難しい時間が続くと思う。外から監督に言われて変わるのではなく、ピッチにいる選手同士で会話をしながら修正できるのが強いチーム。どれだけコミュニケーションをとって打開していくかが大事になってくると思うので、僕もそういうことを意識しながらイングランド戦に臨みたい」

―――スタジアム環境について。

「芝自体はスタートに比べると荒れてきてるが、わりとフラット。問題はないし、わりといい状況。スタジアムの雰囲気というか、このゲームに5、6万人の観客が集まっていただける。注目度の高さ、関心、素晴らしい環境の中で緊張する選手もいるだろうけど、それが選手にとってかけがえのない経験になる。選手にはこういう舞台、対戦相手、ピッチ、観衆だからこそさらに燃えるという状態で、ワクワクしながらピッチに立ってほしい」

(取材・文 佐藤亜希子)


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