銀座のマガジンハウス6階、anan編集部の片隅に『クラブ佑雪』が開店。人生相談で有名な当クラブのママ、藤島佑雪さんが迷えるみなさんのお悩みにお答えします。今回は、女子校育ちで男性の免疫なし! でも、ひと並みに恋したいアラサー女子の切実な相談です。佑雪さんのご名答は?

文・藤島佑雪 イラスト・小迎裕美子

【クラブ佑雪】vol. 7

「異性に恋愛対象として見られたい!」

6年間の女子校生活も終わり、大学では看護を専攻。まわりは女子ばかりで異性に対する接し方がわからず、うまく立ち振る舞えません。でも、好きな人をつくったりひと並に恋愛がしたいです。自分なりには頑張って、明るく振舞っているのですが、第一印象が強そう、クールそうなど、冷たく見られてしまうのもなんとかしたいです。異性に恋愛対象として見られるにはどうしたらいいでしょうか。

(ななみ 20歳未婚 看護学生)

意中の彼に女として意識させるスーパーテク!

ホステスになると黒服から接客指導を受けます。「お前は胸が武器だから、おっぱい強調したドレスを着て来い!」とか「笑い過ぎると色っぽくないから、笑うな!」とか。どうしたらお客さまから、どんどこお金を落としていただけるか。個人、個人のキャラクターが生きる営業法を教わるのです。

ご相談者さまがクールに見られがちなら、それはそれ専門に徹して尖らせていけば、世の中、マニアが必ずいますから、気の強い女が大好物! な男にヒットしそうですけどね。それだと自分の選択肢が狭くなっておいやだということでしょうか。うーん、もったいないなぁ。その場限りのワンナイトならともかく、恋愛ってある程度、関係を続けてこそですから、別のキャラを演じても仕方ないと思うんですよね。

ありのままの自分で好きになってもらって、ありのままのお相手を好きになる。そうじゃないと意味なくないですか? 違う自分を演じても疲れるだけですし、そんな自分を好きだというお相手を信じられなくもなっていきますし。まあ、それでも、とにかく今! 今この瞬間、女として見られたい! 興味をもってもらいたい! ということであれば、とっておきの秘策にして、死ぬほど簡単、どんな方でも脳みそのシワひとつ動かさずにできるスーパーテクニックをお教えしましょう。

合コンでも飲み会でもなんでもいいです。これぞと思う男がいたら、隣に座って、彼の膝に手を置き、彼の目を見てにっこり微笑んでみてください。10秒でいいです。そして、それよりもうちょっと頑張れそうなら、ずっと手を膝に置いたまま会話してみてください。それだけで男性のあなたを見る目が変わります。彼の気持ちをひと言で申し上げれば「こいつ、俺に気があるかも!」です。

お高く気取った高嶺の花作戦を上等とする銀座のクラブではあまり推奨されるテクニックではありませんが、お客さまと疑似恋愛をすることで売り上げを増やそうとする色恋営業が主たる営業品目となっているキャバクラでは、まず、嬢が覚えるべき初歩の技とされています。ぜひ、お試しください。

※ お悩み募集しています。お気軽ににどうぞ!

(C)KatarzynaBialasiewicz/Gettyimages