フェデラーとナダルのライバル関係は熱いまま

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ロジャー・フェデラー(スイス)とラファエル・ナダル(スペイン)のライバル関係はテニス史上おそらく最も注目に値するもので、10年以上前に始まったものの、2人のライバル関係はいまだに熱いままだとATP公式サイトが報じている。

ATPワールドツアーでの対戦成績はナダルの23勝15敗とナダルがリードしているが、「全豪オープン」の決勝でナダルがフェデラーに勝った後の2014年初めのデータでは23勝10敗だったので、フェデラーは追い上げていると言える。それ以来、右利きのフェデラーは両者の対戦で初となる5回連続の勝利を収めており、今シーズンはナダル相手に3回の決勝を制している。2013年のナダル以来、両選手ともに世界ランキング1位でシーズンを終えていなかったが、2017年のATPワールドツアーは2人の独壇場で、伝説のライバルはマスターズ1000で2回(マイアミ、上海)、そして「全豪オープン」と合計3回の決勝戦で対戦し、すべてフェデラーが勝利している。現在はナダルがランキング1位を獲得し、フェデラーが2位となっている。

信じられないことだが、フェデラーは今でも新しい記録を作っている。

2人の対戦が始まって以来初めて、36歳のフェデラーはナダルに5連勝した。今季3回目となるマスターズ1000の優勝を上海で飾りツアーをリードしている。フェデラーは16試合連続勝利というナダルの勢いを止めるとともに、2009年以来君臨していない世界ランク1位の座に返り咲く希望をつなげた。ナダルは2760ポイントという挽回不可能な大差をライバルにつけることもできたが、実際には、フェデラーがシーズン終盤に向けて、1960ポイントまで差を詰める結果となった。

「全米オープン」と「チャイナ・オープン」に連続優勝し、世界ランキングトップ10に入るグリゴール・ディミトロフ(ブルガリア)、マリン・チリッチ(クロアチア)の2人を破って決勝に進出したナダルは間違いなく優勝候補だったが、決勝戦の第1ゲームをブレークしたのは燃え上がる闘志でコートに現れたフェデラーだった。上海で2度王座についているチャンピオンは、、第2セットでも2回ブレークするとともに、自身は1度もブレークされる展開に追い込まれることなくナダルに勝利して、2017年で3回目の優勝を飾った。

おそらく、フェデラー自身の言葉がすべてを物語っていた。

「いま現実に起こっているようなシーズンになるとは、2人とも思っていなかったでしょう。少なくとも私はまったく思っていなかった。この調子で好結果が続くことを期待しています。」とフェデラーは語った。

今年見事復活を遂げたレジェンドの2人。2人はすでにツアー最終戦となる「ATPファイナルズ」への切符を手に入れており、年内に再戦する可能性がある。フェデラーが6連勝を飾りランキング1位に返り咲くか、あるいはナダルが連敗を止めるか注目だ。

(テニスデイリー編集部)

※写真は「上海ロレックス・マスターズ」で優勝したフェデラーと準優勝のナダル
(Photo by Stringer/Anadolu Agency/Getty Images)