スペイン北西部ニグラン近くで、炎に包まれて2人が死亡した車両の残骸(2017年10月16日撮影)。(c)AFP=時事/AFPBB News

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【AFP=時事】(更新)ポルトガルの北部と中部で15日以降拡大していた山火事で、同国の市民保護当局は16日、過去24時間に少なくとも27人が死亡したと明らかにした。その一方、スペインでも放火とみられる火災がハリケーン「オフィーリア(Ophelia)」の強風の影響で拡大し、3人が死亡している。

 ポルトガルでは16日にアントニオ・コスタ(Antonio Costa)首相が非常事態を宣言。およそ20か所で大規模な山火事が続いており、4000人以上の消防隊員が消火活動を続けている。

 市民保護局のパトリシア・ガスパール(Patricia Gaspar)報道官は、「コインプラ(Coimbra)、カシュテロブランコ( CasteloBranco)、ビゼウ(Viseu)、グアルダ(Guarda)の各地域で合わせて27人が死亡したと確認した」と語り、当初LUSA通信に明かしていた20人という死者数を上方修正した。

 同報道官は15日におよそ520か所で発生した火災の原因について、この時期の平均より高い気温に加え、今年初めから続いていた干ばつの影響を挙げている。

 その一方、ポルトガルと国境を接するスペイン北西部ガリシア(Galicia)自治州でも、放火とみられる火災がハリケーン「オフィーリア」の強風の影響で拡大し、3人が死亡している。

 ガリシア自治州のアルベルト・ヌニェス・フェイホー(Alberto Nunez Feijoo)州首相は16日、山火事について、自らが行っていることをしっかり認識している人々によって計画的に引き起こされた「確実に故意による火事だ」との見方を示し、「事態は非常に深刻なままだ」と述べた。
【翻訳編集】AFPBB News