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Surface Proが日本で発売されたのは2017年6月15日。かれこれ4カ月ほど経つ。筆者は発売日の当日に購入し、記者会見でのテキスト入力や、喫茶店での原稿執筆・フォトレタッチなどに使ってきた。購入したモデルはCore i7・8GBメモリ・256GBストレージという構成だが、1つ前に使っていたSurface Pro 4 Core i3モデルと比べてパフォーマンスはもちろん向上。

今回から全5回の予定で、新Surface Proを使ってきて気になっている点や、改めて感心した点をお伝えしていきたい(便宜上、新Surface Proと記述)。冬のボーナス商戦前というやや中途半端な時期ではあるが、購入を検討している読者諸氏にとって少しでも参考になれば幸いだ。

新Surface Proに乗り換えて最初に感じたのは、バッテリーの持ち具合だ。下図はPowercfgコマンドを用いてバッテリー消耗度を示したグラフである。8月7日は新Surface Proを充電満タンの状態で、とある発表会に出席し、会場で電源を入れた。スマートフォンのテザリングを利用しながら、電源モードを「バッテリー節約機能」に切り替え、秀丸エディタとATOK 2017を約1時間使っている。

数値で見ると、1時間3分で約20%の消費となった。スペック上は「最大13.5時間の動画再生が可能」だが、やや消費が大きい。単純に計算すると、5時間しか持たない程度だ。上記のシーンでは、約1時間、キーを叩き続け、登壇者の発言ほぼをすべてテキストとして入力している。10回の更新で自動保存するという秀丸エディタの設定なので、ストレージのアクセスが頻繁に発生し、このような結果になったのだろう。また、バックグラウンドで大量の通信が発生していた可能性もある(ここをチェックしなかったのは失敗)。

8月7日のグラフに若干の切れ間があるのは、帰宅してACアダプターに接続しているからである(後から外した)。撮影した写真などをOneDriveと同期させるため、電源モードを「最も高いパフォーマンス」に変更したのだが、バッテリーの減りはテキスト入力時よりも緩やかだ。

ちなみに、バッテリー節約機能を選択していると、OneDrive同期は遅々として進まず、約200MBのファイルアップロードに数十分以上かかってしまう。バッテリー残量との兼ね合いもあるが、データのアップロードやOneDrive同期を急ぐときは、一時的に電源モードを「最も高いパフォーマンス」にするとよい。OneDriveの同期処理を終えてから、「推奨」などに切り替える。

8月8日も取材だったが、上記と似たような環境で使用し、数値では1時間6分で約18%を消費。ただ、この日は別部屋に移動して撮影しながら新Surface Proでメモ書きをしていたため、アクティブ状態とConnected standbyを行き来している。その後も移動中の電車内で原稿を書いており、最終的にバッテリー残量は30%になった。Surface Pro 4時代だと、取材終了後の執筆は電源確保が絶対条件だったが、新Surface Proであれば「半日は持つ」感覚で使用できる。ちなみに筆者の使い方では、新Surface Proのバッテリー駆動時間は、12時間が限界のようだ。

バッテリーとは直接関係ないが、新Surface Proには使用中に意図せず休止状態に入るバグがある。購入直後から何度も発生し、悩ませられてきた。MicrosoftはSystem Aggregatorファームウェアアップデートを7月上旬にリリースしているが、そのとき試した限りでは、OSがWindows 10 Insider Previewのためか適用できなかった。今回改めて確認したところ、8月中旬にファイルを更新したらしく、適用することができた。本稿執筆時点で公式ページは新Surface Proに関する情報を含んでいないため、同様のトラブルが発生した場合は、先のリンクからアップデートを適用してほしい。

今回は新Surface Proのバッテリー時間に注目したが、ファンレス本体のCore m3モデルやCore i5モデルなら、異なる結果になったかもしれない。筆者が確認した限り、バッテリー容量はSurface Pro 4が38,000mWh(ミリワットアワー)、新Surface Proが45,000mWhだった。とにもかくにも、バッテリーの増量は正義だ。

阿久津良和(Cactus)