ベネズエラの首都カラカスで、投票所に並ぶ有権者たち(2017年10月15日撮影)。(c)AFP=時事/AFPBB News

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【AFP=時事】(更新)南米ベネズエラでは15日、全23州で知事選が実施され、選挙管理当局は17州でニコラス・マドゥロ(Nicolas Maduro)大統領の与党が勝利したと発表した。マドゥロ大統領は「圧勝だった」と勝利宣言を行った。だが、野党連合は、選挙結果を受け入れない姿勢を示している。

 マドゥロ大統領は演説で、「野党が獲得したのは5州だ」と述べて自陣の勝利を強調するとともに、まだ結果の出ていない残り1州でも大統領派の候補が勝利するだろうと語った。

 一方、野党連合の民主統一会議(MUD)は、選挙結果について「疑わしい」と主張。MUD選対本部長は、「現時点ではいかなる結果も認めない。われわれは、わが国にとって非常に深刻な節目に直面している」と述べ、選挙結果の全面的な監査を要求した。

 選管当局の発表した投票率は61.14%。

 国際社会は、マドゥロ氏が大統領派で構成された制憲議会を発足させ、野党が多数を占める国会から立法権を事実上剥奪したことに対し、独裁だと非難している。

 ベネズエラは主要産業の原油の価格下落を受けて経済の混乱が続いている。15日の知事選は、野党が議会の過半数を掌握した2015年の議会選以来初めての国政選挙だった。
【翻訳編集】AFPBB News