米ニューヨーク市で講演するヒラリー・クリントン元国務長官(2017年5月3日撮影)。(c)AFP=時事/AFPBB News

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【AFP=時事】ヒラリー・クリントン(Hillary Clinton)元国務長官は16日に放送された豪ABCのインタビューで、昨年の米大統領選でドナルド・トランプ(Donald Trump)氏がわいせつな言葉で女性について語る映像が明るみに出た際、内部告発サイト「ウィキリークス(WikiLeaks)」がロシアと結託して映像から世間の目をそらそうとしたと非難した。

 クリントン氏はロシアのウラジーミル・プーチン(Vladimir Putin)大統領を「独裁者」と呼びつつ、ウィキリークス創設者のジュリアン・アサンジ(Julian Assange)氏について「独裁者の命令を実行する虚無的な日和見主義者だ」と批判。「残念ながらウィキリークスは現在、実質的にロシアの諜報機関に完全に所有されている」と述べた。

 ウィキリークスはトランプ氏の映像公開から数時間のうちに、ハッキングされて盗まれたクリントン陣営のジョン・ポデスタ(John Podesta)選対本部長のメール2000通以上をウェブサイトに掲載。クリントン氏はそれによってトランプ氏の映像の影響が薄れたと指摘している。

 クリントン氏はウィキリークスが映像に対して「賢く、非道な」対応をしたと糾弾。その対応はアサンジ氏のクリントン氏に対する個人的な嫌悪によるものだと主張している。

 2005年に撮影され、昨年10月に明るみになった映像の中でトランプ氏は、「相手がスターなら、女はやらせる。何だってできる。プッシー(女性器を指す俗語)をまさぐってな」などと発言していた。

 米情報機関は、プーチン氏が大統領選でクリントン氏を妨害するよう指示し、トランプ氏を明らかに好んでいたと結論づけている。
【翻訳編集】AFPBB News