18年間インディアナ・ペイサーズ一筋のキャリアを送り、背番号31はチーム内で永久欠番に。さらに歴代最高シューターの一人と名高い選手、それがレジー・ミラーだ。

彼の家族はいわゆるアスリート一家。兄はメジャーリーガーで姉はバスケでオリンピック金メダル獲得、そして自身もNBA選手となった。姉は“女性版ジョーダン”といわれるほどの選手であり、ミラーが彼女の背を抜かすまで1ON1でも勝てなかったという。

さらにこんなエピソードも。レジーが高校時代に1試合約70点を記録し、家に帰って両親に報告をしたが、同じ日に姉のシェリルは同じく高校試合で105点を記録。せっかくの大記録が台無しになったそうだ。

しかし、レジーはその後も成長を続け、大学は名門UCLAで大活躍。そして1987年にNBAドラフトでペイサーズから指名を受け、プロ選手としてのキャリアをスタートした。

身長は201僂世体重は約90圈お世辞にも良い体格とは言えないミラーだったが、その抜群のシュート力と負けん気の強さでNBAを代表するスターに成長。特に自らがフリーになるための運動量やスクリーンを使う上手さ、そして試合終盤には“ミラータイム”と呼ばれるほどの勝負強さを持っていた。

https://youtu.be/m4xbNW9ELYI

出典: youtu.be

この“ミラータイム”での有名な試合は、まず1994年のカンファレンス決勝、対ニックス第5戦。最終第4Qだけでスリーポイント5本を含む25点を挙げ、合計39点の大活躍で見事勝利に導いた。ニックスのファンにとっては悪夢のような日だったであろう。

さらにミラーは翌年のプレイオフでも、ニックスファンを苦しめる。おそらく“ミラータイム”で一番有名であろう、残り約16秒で8得点を挙げて逆転をした、あの試合だ。3Pを決めた直後にスティールをして、3Pラインの外まで戻って連続の3Pを決めるシーンはNBAファンにはあまりにも有名。

他にも幾度となくブザービーターを含む、試合終盤のシュートを沈めてきたミラー。そのハートの強さは口にも出ていた。トラッシュトークと呼ばれるプレイ中の罵り合いの激しさも有名で、ジョーダンを“口撃”でキレさせた過去もある。

現在は、その“おしゃべり”スキルを活かし、テレビ局TNTの解説者として活躍。実は姉のシェリルもTNTのレポーターを務めている。ガリガリな体型からは想像もつかない高精度のシュート力と、凄まじい度胸を持ったとてもエネルギッシュな選手であった。