iPhone X生産は難航、争奪戦はさらに激化? 原因は「ロミオとジュリエット」
今年10月27日に予約が開始され、11月3日に発売予定のiPhone X。アップルがその生産量を4000万台から3600万台へと削減するとのアナリストの分析がNikkei Asian Review により報道されています。

その原因は顔認証機能「Face ID」に使用される3次元センサー。その中でもドットプロジェクター用モジュールであり、アップル社内での通称「ロミオ(Romeo)」生産の難航であるとのことです。この分析は、台湾に拠点を置くYuanta Investment ConsultingのアナリストJeff Pu氏によるもの。Pu氏は「iPhone Xの生産事情に詳しいハイテク企業の匿名の重役」から、メーカーが「ロミオ」の生産に苦労してるとのコメントを確認したとされています。

ユーザーの顔認証で端末のアンロックや決済などを行うシステム「Face ID」は、ドットプロジェクターで3万点以上の見えないドットを顔に投射し、これを赤外線カメラで読み取って解析するという仕組み。

このうち、ドットプロジェクターの社内通称が「ロミオ」で、赤外線カメラのモジュールが「ジュリエット(Juliet)」とのこと。ロミオとジュリエットがなかなか結ばれない、シェイクスピアの原作通りの展開というわけです。

これに先立つ9月末のWall Street Journal記事でも「ロミオ」生産難航によりiPhone Xの初期生産台数が絞られることが報じられており、品薄の予測を強めたかっこうです。

すでにiPhone Xについては厳しい供給不足を予想させる材料が次々と届けられていましたが、さらにハードルが上積み。史上最難関といわれる争奪戦は、いっそう厳しくなるかもしれません。

iPhone X争奪戦は史上最難関、1日1万台未満の供給で品薄続く?(KGIアナリスト推定)

ちなみにiPhone 6s/6s Plusは発売週末の3日に計1300万台超を販売しており、その半分のペースだとしても年内は......追い打ちは控えさせて頂きます。

ロミオとジュリエットの哀しみを分かち合うか、iPhone 8/8 Plusを繋ぎにしておくか。常に最新iPhoneと人生を共にしているユーザーは選択を迫られそうです。