12日、環球時報は、中国人が新車のにおいを嫌う傾向にあるとする仏メディアのコラムを紹介した。資料写真。

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2017年10月12日、環球時報は、中国人が新車のにおいを嫌う傾向にあるとする仏メディアのコラムを紹介した。

仏週刊誌VSDのウェブサイトは10日に掲載した「どうして中国人は新車のにおいに耐えられないのか」というコラム記事のなかで、「中国では昨年、世界で最も多い2438万台の自動車が売れた。しかし、欧米の消費者が新車の香りに興奮してやまないのとは裏腹に、中国人は新車に漂うにおいを健康に良くない危険なシグナルとして捉える。中国人が車を選ぶ際に、自動車のにおいを騒音や燃費よりも優先するというのは驚きである」と伝えたという。

米コンサル会社J.D.パワー中国支社の担当者は「中国人は環境汚染問題で神経質になっており、慣れないにおいを嗅ぐと体に悪いのではないかと疑う」と語る。しかし、米国の生態環境関連団体によると中国人の心配には全く根拠がない訳ではないといい、「新車の車内には溶剤や接着剤、クラッチから放たれる多種の気体が混ざっており、頭痛や吐き気、アレルギーのほか、長期的な接触によるガン誘発のリスクを引き起こし得る」とのことだ。

記事は、「中国の顧客のために、中国内外のメーカーは新車のにおいを取り除く対策を余儀なくされている。フォードは新車のにおいを吸い取るロボットを中国市場で登用。吉利汽車は先ごろ空気清浄システムを導入した。他のメーカーもレモンの香りや活性炭で新車のにおいを除去して良い香りを出すオゾン殺菌を採用するといった策を講じている」と伝えた。

欧米では新車のにおいが特に好まれ、「新車の香りスプレー」なるものが販売されているといい、中国の消費者によるこの特殊な要求は、メーカーを悩ませているようだ。(翻訳・編集/川尻)