インド北東部のカジランガ国立公園で撮影されたトラ(2014年12月21日撮影、資料写真)。(c)AFP=時事/AFPBB News

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【AFP=時事】インド西部マハラシュトラ(Maharashtra)州で14日、住民を襲ってこれまでに4人を殺し、州裁判所が見つけ次第射殺するようにとの命令を出していたトラが電気柵に触れて感電死し、殺人トラの追跡劇は終了となった。

 このトラは2歳の雌で、ヒンズー語で黒を意味する「カラ」と呼ばれていた。カラに襲われた女性が今月初めに死亡したことを受け、裁判所は13日に射殺命令を出していた。

 しかし、ペンチ・トラ保護区(Pench Tiger Reserve)の職員がAFPに語ったところによると、カラはある村近くで電気柵に触れて14日未明に死んだ。死骸は保護区職員らが回収したという。電気柵は、イノシシなどの野生動物の侵入を防ぐために村人たちが設置したものだった。

 カラは今年7月、マハラシュトラ州のブラフマプリー(Brahmapuri)で村人を襲って2人を殺し、4人を負傷させたため捕獲されたが、発信機付きの首輪を装着した後で近郊のボール野生動物保護区(Bor Wildlife Sanctuary)に放たれていたが、再び人を襲い、さらに2人が死亡した。

 通常、トラが人を襲うことはあまりないが、専門家らは、一度人を襲ったトラは人間の肉の味を覚え好むようになるのではないかと考えている。
【翻訳編集】AFPBB News