スーパーゴールを決めた名古屋グランパスFWシモビッチ

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[10.15 J2第37節 名古屋3-2湘南 瑞穂]

 時が止まったようだった。名古屋グランパスFWシモビッチがゴール前に入れられたボールを胸でトラップ。緩やかに上空に上がったボールが、ゆっくりと199センチの長身ストライカーの元へと落ちてくる――。

 首位の湘南をホームに迎えた名古屋は前半4分にFWガブリエル・シャビエルの得点で先制しながらも、同27分と同40分にネットを揺らされて湘南に逆転を許してしまう。しかし、後半開始から投入されたシモビッチが開始早々の同5分に流れを大きく引き寄せるゴールを叩き込む。

 左サイドでボールを受けたMF和泉竜司がゴール前を確認する。「シュートに対して無理がきくし、練習から『上げてくれ』と言われている」(和泉)とゴール前に浮き球のボールを入れると、シモビッチは背負っていたDF山根視来を完全に抑え込むと、わずかにジャンプして胸トラップ。「和泉選手から良いボールが来てファーストタッチで胸で落としたけど、これは打てるなと思った」と振り向きざまに左足ダイレクトボレーで合わせると、勢い良く飛び出したボールはゴールネットに突き刺さった。

「入ったときは、とても良い気分だった」と笑顔のシモビッチ。しかし、アシストを記録した和泉は、「あれはさすがにロビン(・シモビッチ)がすごい。練習でも僕らにできないようなシュートや、そのボールをそう持って行くのというのを見せてくれますが、あれをよくゴールに…」と苦笑する。

 この得点で勢いに乗ったチームは後半9分にFW玉田圭司のゴールで3-2の逆転勝利を収め、4連勝を飾った。驚愕のゴールを決めたスウェーデン人助っ人は「チーム状態は良いし、どんなチームが来ても勝てるという気持ちがある。4連勝しているので、これを続けていけば必ず最終的に良い結果が出ていると思うよ」と胸を張った。

(取材・文 折戸岳彦)
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