安間監督はチームが就任当初から確実に変化を遂げていることを語った。写真:滝川敏之(サッカーダイジェスト写真部)

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[J1リーグ29節]甲府 1-1 FC東京/10月15日/中銀スタ
 
 前半途中にピーター・ウタカを報復行為による退場処分で失いながらも、敵地での戦いをドローで終えたFC東京。15位の甲府を相手に3試合ぶりの白星と行きたいところではあったが、安間貴義監督はチームの戦いぶりを前向きに捉えている。

 
 試合後のフラッシュインタビューで、試合の感想について問われた安間監督は、まず自らが監督に就任した当初の状況を、「大量失点がすごく課題となっているチームでした」と振り返った。続けて「諦めてしまう意思と思考が習慣化されたチームになっていた」と言い、チーム作りにおいては、この悪癖の修正にトライしてきたという。こうしたアプローチによって、「もしそういう状況になったとしても、ハーフタイムで『ああしよう、こうしよう』と選手たちが勝つための条件を揃えてやってくれるようになった。(甲府戦のような)こういう状況でも大丈夫と言えるチームになってきたのが、すごい心強いです」と、チームに生まれつつあるポジティブな変化を感じ取っているようだった。
 
 さらに、ひとり少ない状況でセットプレーから丸山祐市のヘディングシュートで同点に追いついたシーンについては、「甲府さんのカウンターは鋭いですけど、行かなければならない状況でみんなが勇気を持って前に仕掛けて得たFK。それをしっかり覚悟を持って飛び込んだから生まれたゴールだと思う。本当に素晴らしい意図的ないいゴールだったと思います」と、チームのアグレッシブさが生んだゴールを讃えた。
 
 今季、FC東京は大久保嘉人をはじめ、P・ウタカ、郄萩洋次郎、林彰洋、永井謙佑らを獲得し、大型補強を施しながらも、今ひとつ突き抜けきれずにいた。そうしたなかで指揮官が掴みつつある手応えは、今後の巻き返しへとつながるのだろうか。