菅田将暉、まさかのヘリで会場入り!?  京都国際音楽祭 『火花』舞台挨拶レポ

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 京都国際映画祭の最終日となる10月15日、TOHOシネマズ二条にて、又吉直樹(ピース)の小説を実写化した映画『火花』がワールドプレミアで初上映された。上映後の舞台挨拶には、主演の菅田将暉、菅田の相方役を演じた川谷修士(2丁拳銃)、板尾創路監督の3名も駆けつけた。

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 菅田が会場に姿を現した瞬間、会場からは大きな歓声が上がる。菅田は、前日に韓国で行われていた釜山国際映画祭にも出席し、今朝の飛行機で関西国際空港に帰国。そこから、なんとヘリを使って会場入りを果たしたという。そんな菅田の多忙っぷりに、登壇した他のふたりも「スターか!」「トム・クルーズだ!」と野次を飛ばした。

 続いて川谷が観客に向けて挨拶をすると、即座に板尾が「滑舌が悪いよ」とツッコミを入れる。が、その後板尾も挨拶を促され、「ホンコンです、よろしくお願いしまーす」と、ゆるい調子でボケをお見舞いした。

 お笑いのメッカ・関西出身の菅田だが、今回演じた“芸人”という役どころには、相当手こずったそうだ。劇中の漫才シーンに関しては、板尾からも特に指示もなかったため、手応えがなかなか掴めなかったという。そんな中で、リアルな芸人である川谷の存在が、とても心強かったと語った。

 そんな、“本業・芸人、役どころも芸人”の川谷は、「僕は43歳なので、20〜30代くらいの若い漫才師を演じるのが難しかった」と話す。役作りのためにダイエットにも励んだそうだが、それでもふと気を抜いてしまった時に「40歳の立ち方になってる」と周囲から注意されたそうで、苦心したと振り返った。

 板尾監督は、多くのお笑い芸人の中からあえて川谷を抜擢した理由について、「一番先にパッと思い浮かんだのが修二で、修二しかいないなって感じがありました。漫才もベテランだし、菅田くんを預けるにはもってこい。それに、コイツ、ピュアなんですよ」と信頼感たっぷりに語った。川谷は、今回の配役と同様に愛妻家で、過去には苦労も多かったという。そうした“芸人としてのリアルさ”が、抜擢の決め手になったそうだ。

 約10分間という短い時間での舞台挨拶となったが、豪華な面々を前に、集まった観客たちも大満足の様子だった。映画『火花』は、11月23日より劇場公開がスタートする。(取材・文=まにょ/写真=戸塚安友奈)