FC東京戦で先制弾を決めたリンス。写真:サッカーダイジェスト

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[J1リーグ29節]甲府 1-1 FC東京/10月15日/中銀スタ
 
 前日の10月14日に広島が鹿島に敗れ、大宮は横浜に引き分けるなど残留を争うライバルたちが躓いたことで、甲府はFC東京戦を前に残留圏ギリギリの15位をキープ。FC東京とのホームゲームをモノにできれば清水を抜いて14位に浮上できるだけに、甲府にとっては是が非でも勝点3を獲得したい試合となった。
 
 FC東京を相手にリーグ戦で11年ぶりの勝利を目指す甲府は、5-3-2システムを採用。引いて守りつつ、ドゥドゥとリンスの2トップで速攻を狙う戦い方で臨んだ。
 
そんな甲府は20分にFC東京の永井謙佑にゴール正面から決定的なシュートを打たれたが、これをGK河田晃兵のファインセーブで凌ぐと、23分に待望の先制点を奪う。右サイドからの島川俊郎のFKにリンスが上手くヘッドで合わせてゴールネットを揺さぶったのだ。
 
 その後も粘り強く守る甲府は、FC東京のピーター・ウタカが田中佑昌への報復行為で退場(43分/レッドカード)という“追い風”もあり、前半を1-0で終えた。
 
 1点リード、さらに数的有利を得た甲府はしかし、そうしたアドバンテージを活かせず、60分、太田宏介のFKから丸山祐市にヘッドで決められて追いつかれてしまった。後半はどちらが10人なのか分からないような展開になり、ホームの甲府はペースを掴めないまま我慢の時間帯が続いた。
 
 80分を過ぎても膠着状態は変わらない。何度かFC東京のゴール前に迫った甲府も決定力を欠き、結局は1-1のドロー。FC東京にまたしても勝てなかった甲府はこれで15位のままで、16位の広島に勝点1、17位の大宮に勝点5、18位の新潟に勝点13差をつけた状態になっている。ちなみに、13位の札幌、14位の清水とはそれぞれ勝点3、勝点1差である。
 
 ホームゲームという点も含め複数のアドバンテージがあっただけに、甲府にとっては負けに等しいドローと言えるだろう。今後の残留争いに響かなければいいが……。