突然ですが、婚活がうまくいかなくて悩んでいませんか?仕事は頑張ればその分だけ結果が出ますが、恋愛や結婚はなかなかそうもいきません。のっけから私事で恐縮ですが、筆者はキャリアウーマンとしては順風満帆。これまでに編集担当として、何本もヒット企画を世の中に送り出してきました。

ただ、婚活では失敗続き。婚活イベントに参加してもフラれ続け、マッチングアプリに課金しても返信が来ない……。あまりにモテないことが辛くて辛くて、惨めで危うく鬱になりそうでした。

それを見かねた副編集長に紹介してもらったのが、コネもお金も人脈もない状態からパリコレデザイナーになるという夢を叶えた『ワクワクだけで年商30億円』の著者・LICAさん。素敵な男性との結婚という夢を叶えるには一体どうすればいいのか、悩みをぶつけてみました。

自分自身に意識を向けないと婚活はうまくいかない!

婚活について伺ってみると、LICAさんは「婚活そのものを楽しまなきゃうまくいきません!」とバッサリ。“結婚していないと変な目で見られるから婚活すっか〜”と義務的に動いているうちは、誰も寄ってこないと言うのです。

「婚活にしても何にしても、自分の気分や気持ちをどれだけ上げられるかが大事。ワクワクしていると自分が輝いてくるので、男性が寄ってくるはず。今は、自分の個性を自分が認める時代。自分自身に意識を向けないとダメですよ」(LICAさん)

ワクワクすることだけを追求し、サクセスしたLICAさん。

婚活イベントも3回目を経験し、テンションがかなり下がっていたのは事実。ただ、イベントには若くてキレイな女性も大勢参加します。34歳のぽっちゃり女性は需要がないと感じるのですが……。それについては「他を見ている時点で負け!まずは自分を好きになるところから始めてください」とアドバイスをいただきました。

LICAさんは、本書の中でもつらいことや落ちこむことがあったら「意識のベクトル(方向性)」がどこに向いているか確認することを提案しています。

意識が、「自分自身」「自分が設定した未来」に向いていたらOK、「外側の現実」「過去の出来事」だったらNG。婚活の場合は、男性から拒絶されても、自分の魅力を信じていれば大丈夫。すぐに自信を取り戻して、「私にはもっと合う人がいる!」「私は幸せな結婚ができる!」などと意識できているかどうか。

自分を簡単に落とさず、上げていく方法を考えよう。

しかし、男性からの評価を信じてしまったら、要注意。例えば、「どうして選んでくれなかったんだろう?」「どうして返信をくれないんだろう?」「あのときあんなこと言わなきゃよかった」などと考えてしまいますよね。これが、負の連鎖になってしまうのです。

現実に起きる出来事をどう意味づけするかは自分次第。行き詰ったときは、現実や過去にとらわれず、自分の創りたい未来にフォーカスするとうまくいくとのこと。

そのため、もし婚活で失敗が続いても、幸せな結婚をイメージするのを忘れないようにしましょう!筆者もミュージシャンの高橋優さんに似ている男性との結婚を絶対にあきらめません!

また、自分を豊かにするために、好きなことや楽しいことだけをして、エネルギーを高める。そして、ハッと思い付いたら動く方がいいとのこと。焦らず、しばらく婚活を休んで、趣味に没頭するのもひとつかもしれません。こう言われてみて、また好きなミュージシャンのライブに行こうと思いました。

自分を隠して婚活しても絶対に結婚後うまくいかない!

ただ、何かに夢中になっていると、男性から「俺なんていらないでしょ」「隙がなさすぎる」などと言われることも……。それでもLICAさんは「ありのままでいい」とキッパリ。そんなことを言われて気にするのは、意識がその人に向いている状態だからよくないのだそうです。

「大事なのは、自分がどうしたいのかです。そもそも、パートナーシップに悩んでいる人は大体みんな相手にフォーカスしています。相手に合わせろ、隙を見せろなど、世間で言われていることは全て逆。よくある恋愛テクニックをやっていると、結婚後に必ず悩みます。それは、相手に合わせて疲れているから。結局、自分に正直にいることが幸せにつながります!」(LICAさん)

自分が好きなモノ、それは絶対に守るべし。

とはいえ出産にはタイムリミットがあるので、うかうかしていられません。30歳を超えていてもマイペースでいいのか、それともあまり好みじゃない相手でも結婚した方がいいのか悩ましいもの……。この葛藤について聞いてみると、LICAさんは「まず自分で自分を幸せにできる状態じゃないとダメ」とズバリ言うのです。

「そうやって駆け込み婚をした人が周囲にいますが、多くの人が結婚後に離婚したいと悩んでいます。そもそも、結婚はゴールじゃないんです。自分が自分の人生を生きなくてどうするんでしょうか。もっと言うと、誰も自分を幸せにしてくれません!だからまずは、自分が自分を幸せにすること。そうすれば、結婚しても離婚しても幸せでいられます。無理して結婚する必要はありません」(LICAさん)

そろそろ35歳だからと焦ることより、最高に楽しい毎日を送ることを頑張った方がいいんですね。今度のライブ、楽しんできます!

何度も紙に書かないとなかなか思い込みは抜けない!

ほかに結婚できない女性にありがちなのが、自分をダメにするような恋愛からなかなか抜け出せない悩み。いつまでも結婚してくれない、本命の女性と別れてくれない、なんて話はよく聞きますよね。これらはなんと、その女性の観念になってしまっているのが原因なのだとか。

悩んで体調を崩すLICAさん

「例えばセカンド女子の場合、何回か現実で起こったことで自分をセカンドにしかなれないと思い込んでしまっています。ここまでいくと、完全に観念になっているんですね。この世界は信じていることが真実になります。つまり、その人が可能と思っていることがその人の真実になるんです。世界は自分で創れるんですね。もしくは、好きでセカンド女子をやっている状態。実は、かわいそうな自分を楽しんでいる女性は多いです」(LICAさん)

こう言われて、思わずドキッとしました。口では「結婚したい」「本命になりたい」と言うものの、それは本心ではないのではないか。ちゃんと自分の意識下に上がってきていないのではないか。ぜひ胸に手を当てて考えてみてください。

もし心の奥底では「自分はこのままでいいや」なんて思ってしまっているのであれば、それはマイナスの思い込み。取り払っていかないといけません。意識を変えるのは難しいことですが、何度も書くことで、マイナスの思い込みから少しずつ抜けられると教えていただきました。

「紙=神」の気持ちで、実際に書きだすことが大事。

「思い込みを取り払うには、練習しかありません!紙に書くことが大事。水泳と一緒で、やってすぐできるものじゃないです。何度も何度も書いてください。そうすることで、少しずつ思い込みがとれていきます」(LICAさん)

マイナスの思い込みから抜け出す方法

本書内でも、書いてマイナスの思い込みから抜け出す方法を伝授しています。大まかな流れは以下の通り。

(1)違和感が起きた状況を書く

(2)その時に感じたことを書く

(3)なぜ、そう感じたのかを書く

(4)(3)を掘り下げ、わかったことをさらに書く

(5)「あ、自分の思い込みはこれだ!」と気がつくまでやる

(6)「自分がどうなりたいか?」を書く

(7)「そうなるには、何を信じればいいのか?」を書く

(8)(7)で書いたことを信じると決める!

これは婚活で傷付いて、「自分は結婚に向いていない」と思ってしまっている状態にも有効です。また私事ですが、少し前にある人から「婚活イベントでいい人がいないと思うのはおかしいです。寄ってくる男性がいなかった、あなたに魅力が足りないだけです」と言われて、もやもやしていました。

ずっと二次元の男性が好きだったので、「私には三次元の男性から好かれる魅力がないってこと?」と思い込んでいたのです。しかしこの取材後、何度か電車の中でメモ帳に(1)から(5)を書き出してみました。すると、「好みのタイプじゃない男性によって来られても困るだけ」「わたしを好きだと言ってくれる人は必ずいる」と前向きになれました。どんな紙でもいいと思います。実際に書いてみてください。

まとめ

今回強く感じたのは、「自分は結婚できる」と強く意識するのがいかに大事かということ。婚活で相手が見知るのは、外見と短い時間での印象だけ。仕事のスキルや才能を評価されるわけではないので、予想外の評価に自信を失うこともあるもの。

辛くなったときは、(1)意識のベクトルが自分に向いているかどうかを確認する、(2)何度も紙に書いて心に根付いたマイナスな思い込みを外す。このふたつのワークで、自信を取り戻してほしいです。

取材させていただいたLICAさんの『ワクワクだけで年商30億円』はただのシンデレラストーリーではなく、実用的なノウハウが満載で、自分を信じようと思えてくるコミックエッセイ。とくに、筆者のように婚活に疲れたときに読むと元気を取り戻せるので、ぜひ手に取ってみてください!

ちなみに取材中、婚活の悩み相談だけでは終わらず、LICAさんのようなお金持ちになる方法についても伝授していただきました。これがなんと、紙とペンさえあればできるという簡単なもので目からウロコが……。【引き寄せ・お金編】でお伝えします!コチラをチェック!

『ワクワクだけで年商30億円』¥1,300+税 LICA著・高坂ゆう香マンガ/小学館刊