バングラデシュ南部コックスバザールにあるイスラム系少数民族ロヒンギャが暮らすバルカリ難民キャンプに立てられた、野生のゾウへの注意を呼び掛ける看板(2017年10月14日撮影)。(c)AFP=時事/AFPBB News

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【AFP=時事】バングラデシュ南部コックスバザール(Cox's Bazar)で14日、難民キャンプ内の森林で小屋を建てていたイスラム系少数民族ロヒンギャ(Rohingya)の難民が野生のゾウに襲われ、子どもを含む4人が死亡した。警察が明らかにした。

 現場はミャンマーでの迫害を逃れて隣国バングラデシュに渡って来たロヒンギャ数十万人が間に合わせの掘っ立て小屋で暮らしているコックスバザールのバルカリ(Balukhali)難民キャンプ。

 コックスバザール警察幹部がAFPに語ったところによると、野生のゾウ7〜8頭がロヒンギャ難民を襲い、ゾウに踏みつけられた女性1人と子ども3人が死亡、2人が負傷した。襲われたロヒンギャの人たちが小屋を建てていた場所は、森林内でも食べ物や休息地を求めるゾウが頻繁に出没する地域だったという。

 同じ地域では先月にも、2人のロヒンギャ難民──老人と子ども──が手作りの小屋で寝ていたところをゾウに襲われて死亡している。

 ミャンマー西部ラカイン(Rakhine)州でロヒンギャの武装集団による治安部隊施設襲撃を機にミャンマー軍の掃討が激化した8月25日以降、バングラデシュに逃れたロヒンギャの数は53万6000人に上るとみられている。
【翻訳編集】AFPBB News