誰かがゴミとして道端に捨てたモノを拾う。ちょっと抵抗ある行為だけど、オランダのアイントホーフェンでは、これを奨励することでリサイクルの効率を上げたようです。そこには、シェアリングエコノミーを先行する、彼らならではのアイデアが大きく影響していました。

あえてゴミを見せることで
他人に拾ってもらう

Waarmakers」というデザインスタジオが開発した「Goedzakken」は、捨てられているモノを欲しいと思った人に気軽に拾ってもらうために、中身をあえて見せるようにデザインされたゴミ袋。

リサイクルショップやオークションサイトが普及しつつある世の中でも、未だに使えるモノがゴミとして捨てられているのを目の当たりにして、Simon AkkayaさんとMaarten Heijltjesさんが考案したアイデアなんだそう。

もちろん、これだけではゴミを拾うことに躊躇する人がいるのも事実。だから、彼らはアイントホーフェンの自治体と協力して、住民に「ゴミ袋」と、その使い方と目的を記した「取扱説明書」を配布したようです。

要らなくなったモノを道端に置き、他の人が拾う。リサイクルショップの人が、お店で販売するために回収することもあるそう。そして、誰にも引き取られなかったら、通常のゴミとして都市が収集するという仕組み。

実際に、前述の都市では人形が15%、本は29%などといった具合に、リサイクルの効率が上がっているのだとか。

法律を変えることなく、ゴミ袋のデザインを変えただけで、リサイクルの効率を上げた革新的なアイデア。現在、SimonさんとMaartenさんは、アムステルダムとの協力も進めていて、最終的には国全体にこの取り組みを進めることを目指しているようです。

シェアリングエコノミーの1つの目的でもあるサステナブル社会の実現。その目標への一助となる彼らの取り組みは、また一歩、他の国や地域と差をつけることになることでしょう。

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