「根本的な部分ではよくない試合」とDF奈良竜樹は仙台戦を振り返る

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[10.14 J1第29節 川崎F3-2仙台 等々力]

「正直、説明するのが難しい試合でした」。川崎フロンターレのDF奈良竜樹に試合の感想を聞くと、厳しい表情で開口一番そう答えた。

 前半42分のMF家長昭博の退場をはじめ仙台よりともとれるレフェリングが続く。川崎Fサポーターからはブーイングが飛び交い、スタジアムには殺伐とした空気が流れていた。「自分たちのサッカー以外に気を取られすぎていた」と奈良はさらに続ける。「いろいろなアクシデントはつきもの。ACLもそうだし、ルヴァンもそう」。浦和とのACL準々決勝第2戦(9/13)ではDF車屋紳太郎が、仙台とのルヴァン杯準決勝第2戦(10/8)では奈良自身が退場処分となるアクシデントに見舞われており、数的不利になる状況はここ1か月で3度目のことだった。「そんな中で、前半はゼロにおさえなければいけなかった」と前半終了間際に失点を喫してしまったことを悔やんだ。

 仙台が高い位置からプレッシャーをかけにきたことで、押し込まれる時間が続いたことで前半は劣勢を強いられたが、奈良はチーム全体というより個人の「切り替えの部分とか、メンタル的な部分」で改善が必要だと見ている。「100%戦う準備ができている11人が揃わないと、どんな相手でも難しくなる。(仙台との対戦は11日間で)3回目とか、レフェリングとかありましたけど、そういうことを語る以前にきちんとした準備をしないと」。シーズンも終盤に差し掛かって疲労の蓄積も懸念されるが、コンティションが悪い中でもチームに還元できることがあると奈良は語気を強めた。「調子がいい、悪いに関係なくできるプレーがある。ボールタッチはフィーリングが悪いときがあるかもしれないけど、そういうときにその選手が終わっちゃうわけではなくて、球際とか切り替えっていう新しいワードがチームの中にも出ている。チームがよくなるために、もっと1人1人が考えないと」。

 劇的な逆転勝利を経て、「これがずっと続くのは無理」と気を引き締める奈良。勝ち点5差をひっくり返す逆転優勝を見据える背番号3は、チームのレベルアップを切に願った。

(取材・文 奥山典幸)


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