逆転優勝を目指す福岡が手痛いドロー…昇格PO目指す横浜FCも連敗《J2》

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▽明治安田生命J2リーグ第37節の6試合が、10月14日に各地で開催された。

▽9位に位置する大分トリニータ(勝ち点57)と、2位につけるアビスパ福岡(勝ち点67)の一戦。互いに積極的な入りを見せる中、逆転優勝を目指す福岡は17分、駒野からの左CKにジウシーニョが頭で合わせるが、ゴール右へと外れてしまう。

▽チャンスを作られた大分だったが、次第にペースを引き寄せ始める。すると40分、ボックス左外でパスを受けた松本が縦への突破からクロスを供給。これをボックス中央に走り込んだ三平がヘディングでゴール右へと流し込んだ。

▽試合を折り返すと、1点を追いかける福岡が攻勢を強める。迎えた52分、亀川がボックス左からクロスを送る。これをウェリントンが胸で落とし、ボックス手前に走り込んだウォン・ドゥジェがそのまま右足インサイドで丁寧にゴール右隅を射抜いた。

▽試合を振り出しに戻された大分は、福岡に押し込まれる時間帯が続いたがこれを耐え抜く。すると70分に勝ち越しのチャンスを迎える。伊佐がロングボールに反応してボックス右へと侵攻。落としを受けた後藤のシュートは相手DFにブロックされるも、ボックス中央やや左にこぼれたボールを走り込んだ川西が詰める。しかし、シュートはゴール上を通過し、決め切ることができない。

▽逆転優勝に向けてポイントロスは許されない福岡はその後、大分ゴールへと迫り、逆転を狙ったが最後までゴールを奪えず、そのまま試合終了。福岡は逆転優勝に向けて手痛いドローを喫した。
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▽13位に位置するモンテディオ山形(勝ち点47)と、8位に位置する横浜FC(勝ち点57)の一戦。試合はホームの山形が先制に成功する。28分、ハーフウェイライン付近で瀬沼がボールを奪うとそのままドリブルでボックス手前へと持ち上がる。最後はパスを受けた中村がボックス付近でシュートを放ち、ボールは阪野に当たってそのままゴールに吸い込まれた。

▽1-0で山形がリードして試合を折り返すと、1点を追いかける横浜FCが後半開始早々に同点のチャンスを迎える。47分、レアンドロ・ドミンゲスのスルーパスをボックス内で受けたジョン・チュングンが右足でシュート。しかし、これがクロスバーに嫌われてしまう。

▽ヒヤリとする場面を迎えた山形だったが、その後は落ち着きを取り戻して横浜FCを押し込み始める。すると70分、汰木が味方とのワンツーで右サイドを突破。ボックス右外からグラウンダーのクロスを供給し、ファーサイドに抜けたボールを中村が押し込んだ。

▽リードを2点に広げた山形は終盤、横浜FCに押し込まれる時間帯が続いたが最後までゴールを許さず試合終了。山形が10試合ぶりの白星を手にした。一方の横浜FCはプレーオフ圏内再浮上へ手痛い敗北を喫した。

▽その他の試合結果は以下の通り。

◆J2第37節

▽10/14(土)

モンテディオ山形 2-0 横浜FC

水戸ホーリーホック 1-0 ファジアーノ岡山

大分トリニータ 1-1 アビスパ福岡

ジェフユナイテッド千葉 5-1 松本山雅FC

京都サンガF.C. 2-1 ロアッソ熊本

FC岐阜 0-2 徳島ヴォルティス

▽10/15(日)

《13:00》

V・ファーレン長崎 vs レノファ山口FC

《14:00》

名古屋グランパス vs 湘南ベルマーレ

《15:00》

FC町田ゼルビア vs ツエーゲン金沢

愛媛FC vs カマタマーレ讃岐

《19:30》

ザスパクサツ群馬 vs 東京ヴェルディ