【警告】川崎=家長(23分・42分)、E・ネット(45+1分)、チョン・ソンリョン(90+1分) 仙台=古林(22分)、野津田(48分)
【退場】川崎=家長(42分) 仙台=なし
【MAN OF THE MATCH】小林 悠(川崎)

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[J1リーグ第29節]川崎3-2仙台/10月14日/等々力
 
【チーム採点・寸評】
川崎 6.5
多くの選手が口を揃えて「前半はひどかった」と言ったように、試合を通して内容が良かったわけではない。それでも、意地のミドル3発で逆転できたことは評価できる。
 
【川崎|採点・寸評】                           
GK
1 チョン・ソンリョン 6
2失点したが、どちらも横に揺さぶられただけあって難しかった。9分に西村のシュートをビックセーブするなど、パフォーマンスは悪くなかった。
 
DF
18 エウシーニョ 6.5
自身の背後を突かれたことをきっかけに、仙台に先制点を与えてしまった。しかし、82分にカットインから強烈なミドルを突き刺し、逆転劇を呼び込んだ。
 
3 奈良竜樹 5.5
縦パスに対しては強さを見せた。だが、2失点目は目の前に石原がいながらも、マークにつくのが遅れ、後手を踏んでいた。
 
5 谷口彰悟 5.5
押し込まれるとディフェンスラインをずるずると下げてしまった。石原を上手く抑えた時間帯もあったものの、CBとして2失点は評価できない。
 
7 車屋紳太郎 6.5
1失点目に野津田のマークを外すなど、守備では一瞬の隙を与えてしまった。だが、攻撃では横に仕掛けてエウシーニョへ、縦に突破して小林へパスを送り、多彩なプレーで2点を演出した。
 
MF
21 エドゥアルド・ネット 5.5(HT OUT)
守備に奔走し、何度かピンチを未然に防いだ。しかし、退場者が出た後にイエローカードをもらったこともあり、前半でピッチをあとにした。
 
19 森谷賢太郎 6(71分OUT)
守備では運動量を発揮したが、ボールを奪うまでには至らない。攻撃でも決定的なプレーはできず、存在感は薄かった。
 
14 中村憲剛 6
わずかだが、判断の遅れやパスのズレが見られ、チャンスを逃すことも少なくなかった。退場者が出てからはボランチに回り、巧みなポジショニングで中盤を締めた。
 
13 三好康児 5.5(76分OUT)
ドリブルを仕掛けて打開することもあったが、少し持ち過ぎか。ゴールに直結するプレーは多くなかった。

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MF
41 家長昭博 4.5
ペナルティエリア内でシミュレーションによりイエローカードを受け、41分にも不用意なチャージで再び警告。勝利はしたものの、難しい試合にしてしまった。
 
MAN OF THE MATCH
FW
11 小林 悠 7.5
マッチアップした大岩のマークに苦しむ。それでも、84分に右からカットインで左足を振り抜き同点弾。さらに87分、今度は左サイドから右足で逆転弾を突き刺した。消えていた時間は多くとも、高い決定力で勝負を決めたキャプテンを最高点に。
 
交代出場
MF
16 長谷川竜也 6(HT IN)
1点ビハインドかつ、退場者が出ている難しい状態で後半からピッチに入った。守備で最低限のことをこなしつつ、攻撃のスイッチにもなった。
 
MF
19 ハイネル 6(71分IN)
目立ったプレーは多くないが、2点目は外へのフリーランで敵を引き付け、小林の同点弾を演出した。
 
FW
20 知念 慶 ―(76分IN)
わずかな時間だったこともあり、存在感を発揮できずに終わった。
 
監督
鬼木 達 6
家長が退場し、警告を受けたE・ネットをハーフタイムで代え、9人になることを未然に防いだ。内容は良くなくても、勝点3を手にした点は評価できる。
 
※MAN OF THE MATCH=取材記者が選定するこの試合の最優秀選手。
※採点は10点満点で「6」を平均とし、「0.5」刻みで評価。
※出場時間が15分未満の選手は原則採点なし。
 
【チーム採点・寸評】
仙台 5.5
川崎を横に揺さぶり、2点を先行したまでは良かった。しかし1失点後、相手の反撃ムードに吞まれ、まさかの逆転を許す。メンタル面の甘さが敗戦を招いたとも言えるだろう。
 
【仙台|採点・寸評】
GK
21 関憲太郎 5
失点はどれも相手のシュートを褒めるべきかもしれない。だが、1本でも止めていれば…試合は変わっていたかもしれない。
 
DF
13 平岡康裕 5
危険なシーンで真ん中の大岩をカバーするなど、途中までは良い守備を見せた。3失点目は対峙した小林との距離をもう少し詰めれば、防げたかもしれない。
 
27 大岩一貴 5
マッチアップした小林に力強く対応し、ほとんど起点を作らせなかった。それだけに、逆転弾のきっかけとなるパスミスはもったいなかった。
 
50 増嶋竜也 5
1対1で後手に回るシーンが散見。時折、良いディフェンスを見せることもあったが、試合を通して低調だった。
 
MF
7 奥埜博亮 5.5
縦横無尽に走り回り、ピンチとなれば最終ラインまで落ちて防ぐ。攻撃面でも悪くなかったが、仕掛けのパスに粗さが残る。
 
18 三田啓貴 6
細かくパスをつなぎながら、中盤でゲームメイク。先制のシーンでは中野に絶妙なフライスルーパスを送り、ゴールの起点となった。
 
29 古林将太 5.5(54分OUT)
右サイドを果敢に上がっては、何本もクロスを供給。しかし、ゴールには繋がっていないだけに、クロスのバリエーションを増やしたい。
 
23 中野嘉大 5.5(90分OUT)
一瞬の隙を突いて相手の背後を取って先制ゴールをアシスト。だが、1、2失点目の場面では、どちらも寄せが甘くて得点を許した。
 
MF
16 野津田岳人 6.5
下がり目の位置にポジションを取り、巧みにゲームメイク。果敢にゴールも狙い、前半終了間際には中野のクロスを押し込んで先制点を決めた。
 
30 西村拓真 5(83分OUT)
試合序盤のクロスに合わせた右足、CKからのヘディングのチャンスを逃す。早い時間帯にゴールを奪えていれば、違ったゲームになっていたかもしれない。
 
FW
11 石原直樹 6
前線の基準点になろうと奮闘したが、相手のマークに苦戦。それでも60分、巧みな動き出しから相手のマークを外し、クロスに合わせて得点を挙げた。
 
交代出場
DF
4 蜂須賀孝治 6(54分IN)
60分、右サイドから絶妙なクロスを供給し、石原のゴールをアシストした。
 
FW
20 クリスラン ―(83分IN)
1失点をした後に投入されたが、結果を出せずに終わった。
 
MF
31 茂木駿佑 ―(90分IN)
逆転された後にピッチに入り、アディショナルタイムにはカットインから強烈ミドル。しかし、シュートはクロスバーに嫌われ、チームを救うことができなかった。
 
 
監督
渡邉 晋 5.5
野津田を下がり目の位置で起用し、主導権を握った前半は良かった。しかし、わずか5分間で逆転されては、精神面の弱さを露呈したと言わざるをえない。
 
※MAN OF THE MATCH=取材記者が選定するこの試合の最優秀選手。
※採点は10点満点で「6」を平均とし、「0.5」刻みで評価。
※出場時間が15分未満の選手は原則採点なし。

取材・文:志水麗鑑(サッカーダイジェスト編集部)