日本各地の警察署に届けられる落とし物の数が年々増加している。外国人観光客の増加が主因だという。資料写真。

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2017年10月12日、日本新華僑報によると、日本で全国各地の警察署に届けられる落とし物の数が年々増加している。2016年には2007年の2倍以上もの落とし物が届けられた。

2007年に法改正され、交通機関やホテルなどの事業者が警察に代わって遺失物を保管、処理する制度もできたが、事業者が保管場所に頭を悩ますほどのペースで遺失物は増えている。

落とし物、忘れ物などの遺失物が急増している背景には、外国人観光客の増加がある。あるホテルの責任者は、宿泊客がチェックアウトした後で室内に忘れ物があるのに気づくことがあるが、果たしてそれが捨てられたのか、それとも忘れていったのか判断が難しく、遺失物として警察に届けるしかないと話した。

2007年に全国の警察署に届いた遺失物は1272万件だったが、2016年には2796万件にまで増えた。遺失物が急増する一方、引き取りに来る割合は減っている。とりわけ外国人観光客は滞在期間や言葉の壁、日本社会の実情をよく知らないなどから、引き取りに来る割合は低い。

中国から観光で日本を訪れたある女性は、携帯電話やパスポート、財布といった貴重品でなければ、時間をかけてまでわざわざ警察に届け出ないと話す。日本では落とし物をしても見つかりやすいと知ってはいるものの、すぐに帰国すると思うとあきらめてしまう人が多いと明かした。(翻訳・編集/岡田)