移籍後初ゴールを奪ったアルビレックス新潟MF小川佳純

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[10.14 J1第29節 G大阪0-1新潟 吹田]

「勝てなかったら自分のせいだ」と思っていた――。勝てなければ他会場の結果によって今節の降格が決まる可能性があったアルビレックス新潟。MF小川佳純は序盤から好機に顔を出しながらもネットを揺らせず、何度も点を仰いでいた。

 4-2-3-1のトップ下に入った小川は、前半17分にはFW山崎亮平のグラウンダーのクロスにフリーで走り込んだものの、シュートは距離を詰めたGK東口順昭に防がれるなど、前半に両チーム最多となる3本のシュートを放ちながらもゴールを奪えなかった。しかし後半22分、右サイドをFWホニが駆け上がると「クロスを上げてくると思った」とゴール前に顔を出すと、相手のクリアミスを冷静に左足で蹴り込んで値千金の決勝ゴールを奪った。

「前半からビッグチャンスがあって外していたので、勝てなかったら自分のせいだと思っていた。相手に当たって転がって来たけど、ああいうところで決められてホッとしている」

 今季、名古屋から鳥栖に移籍したものの出場機会は限られ、「純粋に選手としてピッチに立ちたいという気持ちが強く、決断に至った」と8月12日に新潟への期限付き移籍加入が発表された。加入後2試合はベンチを温めたが、第25節広島戦で先発起用されると、その後はスターティングメンバーに名を連ね、G大阪戦で移籍後初となるゴールを奪取。「(呂比須ワグナー)監督に使ってもらい、個人のことを考えても結果をしっかり出さないと選手としての価値を高められない。ちょっと遅くなったけど、結果を出せて良かったし、チームメイトに感謝したい」とボールをつなげてくれた仲間、ゴールを守り抜いてくれた仲間に感謝を示した。

 勝たなければ他会場の結果次第で今節の降格の可能性があったチームだが、17試合ぶりの白星を獲得して今節の降格を回避。しかし、崖っぷちにいる状況には変わらない。試合後にサポーターと喜びを分かち合った33歳のアタッカーは「またあの光景を見たい」と語ると、「厳しい状況だけど、最後まで諦めずに今日のような試合をしたい」と力を込めた。

(取材・文 折戸岳彦)
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