先制点を突き刺した土居。そのターンの上手さはリーグ屈指だ。写真:徳原隆元

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[J1リーグ第29節]鹿島2-0広島/10月14日/カシマ
 
 見事な先制弾だった。
 
 30分、三竿健斗からの縦パスが入ると、トラップと同時に前を向き、迫りくる敵DFを軽やかにかわした土居聖真は、左足を一閃。豪快にネットを揺らした。
 
「どっちつかずの展開で危ないシーンもいくつかあったけど、先手を打てたのは良かった」
 
 序盤から背番号8のプレーはキレキレだった。繊細かつ正確なタッチでボールをコントロールし、鋭い動き出しで相手の背後を突く。
 
 先制点の場面も、これぞ土居というプレーだった。そのトラップは“止める”ではなく、前に“置く”。自分がゴールに突き進むために、三竿健のパスを受けた瞬間には、鮮やかなターンで前を向いている。無駄のない動作で、ドリブルも加速する。
 
 金崎夢生が出場停止で、ペドロ・ジュニオールが精彩を欠いたなか、土居がきっちりと仕事をこなし、常勝軍団はリーグ連覇へまた一歩近づいた。
 
取材・文:広島由寛(サッカーダイジェスト編集部)
 
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