両チームの選手が激しく競り合う

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[10.14 J1第29節 横浜FM1-1大宮 日産ス]

 ゴールへの執念も実らなかった。大宮アルディージャは1-1の後半39分、最後の交代枠でFW江坂任に代えてFW大前元紀を投入すると、大前は最前線ではなく、中盤にポジションを取った。代わりに前線に並んだのはDF菊地光将とDF山越康平。182cmの菊地、後半から投入されていた183cmの山越という両センターバックの“ツインタワー”で勝ち越しゴールを目指した。

「かなり練習はしていた」(山越)というパワープレー。大宮の伊藤彰監督は後半12分に追いつかれてから「ラスト10分で勝負するしかない。次の失点をせず、最後の10分、5分でパワープレーを考えていた」という。大前には「ロングボールのあとのセカンドボールを狙って、2列目から飛び出してほしい」と指示を出していたが、なかなか狙いどおりの形にはならなかった。

 MFマテウスはすでに足をつっており、後半アディショナルタイム3分にはFWマルセロ・トスカーノが2枚目の警告で退場となる誤算もあった。終盤は完全にオープンな展開となり、横浜FMにたびたびゴール前に迫られたが、MFカウエやMF茨田陽生らが最終ラインに入った“急造守備陣”が体を張って対抗。試合は1-1のままタイムアップを迎えた。

 山越は「パワープレーで上がったとき、後ろは何失点してもおかしくないような場面もあったけど、体を張ってくれた。自分たちが点を取れなかったことに責任を感じるし、結果を残したかった」と悔やんだ。「最後まで選手は戦ってくれた」とねぎらった伊藤監督。7試合勝ちなし(4分3敗)で降格圏の17位という苦しい状況が続くが、残り5試合に向け、「この勝ち点1をプラスアルファにして、次の試合で勝ち点3を取りにいきたい」と力を込めた。

(取材・文 西山紘平)


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