フェデラー、セカンドサービスの正確さが数値で判明。

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ATP公式サイトは、ATP世界ランキングTOP10の選手におけるセカンドサービスのミス率を発表。現時点ではATP世界ランキング2位に位置するロジャー・フェデラー(スイス)がほかの選手と比べて圧倒的に少ないと報じた。

ファーストサービスをミスしてセカンドサービスを打つ時に、世界のトッププレーヤーはどの程度の確率でダブルフォルトをしてしまうのだろうか?

平均で言えば思ったよりやや高い数字かもしれない。ATP世界ランキングの上位10選手の平均では、セカンドサービス12本に対しておおよそ1回のダブルフォルトとなっている。2015年シーズンからInfosys ATP Beyond The Numbersが行っている分析によれば、ダブルフォルトの平均確率は増加しているが、その増加が群を抜いて少ないのがフェデラーである。

上位10選手の平均: ダブルフォルト / セカンドサービス
2015 = 1ダブルフォルト / 13.4セカンドサービス
2016 = 1ダブルフォルト / 11.4セカンドサービス
2017現時点まで = 1ダブルフォルト / 11.3セカンドサービス

フェデラーは2017年の上位10選手の平均である11.3を上回っており、サービスミスはセカンドサービス16.7本に対し1本である。この数字は自身の2015年シーズン開幕時からの平均よりやや高く、これが世界ランキング2位に返り咲いた要因の1つとなった。

ロジャー・フェデラー: 平均ダブルフォルト / セカンドサービス
2015 = 1ダブルフォルト / 15.0セカンドサービス (125/1878)
2016 = 1ダブルフォルト / 17.5セカンドサービス (48/842)
2017 = 1ダブルフォルト / 16.7セカンドサービス (79/1317)
2015から2017平均 = 16.0 (252/4037)
2017上位10選手平均: ダブルフォルト / セカンドサービス

以下は、過去3シーズン上位10選手の中でセカンドサービスに対するダブルフォルトの割合が最も低かった選手と、そのシーズン終了時の世界ランキングである。

2015 = 9位 リシャール・ガスケ(フランス): 1ダブルフォルト / 16.5セカンドサービス (106/1749)
2016 = 4位 スタン・ワウリンカ(スイス): 1ダブルフォルト / 14.5セカンドサービス (158/2285)
2017現時点まで = 2位 フェデラー: 1ダブルフォルト / 16.7セカンドサービス (79/1317)

ダブルフォルトを減らすということは、シンプルなトスにする、サービスのモーションをクリーンにする、スコアボードからのプレッシャーを巧くいなせるようになること、さらには、より重要な局面で経験を積むこと等の複数の要素が組み合わさったものである。

セカンドサービスは、ミスをしてしまうと相手のブレークチャンスに繋がることもあり、強いプレッシャーがかかる。そのサービスを他の選手と比べて、群を抜いた正確さで放つことのできるフェデラーの、テクニックと強い精神力は流石と言えるだろう。

(テニスデイリー編集部)

※写真は正確なサービスを放つフェデラー(写真は「上海ロレックス・マスターズ」のもの)
(Photo by Yifan Ding/Getty Images)