横浜FMのFW富樫敬真と大宮DF河本裕之が競り合う

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[10.14 J1第29節 横浜FM1-1大宮 日産ス]

 降格圏の17位に低迷する大宮アルディージャはアウェーで4位横浜F・マリノスと対戦し、1-1で引き分けた。互いに勝ち点3が欲しい一戦だったが、結果は痛み分け。大宮は2試合連続ドローで7試合勝ちなし(4分3敗)となった。

 横浜FMは前節のG大阪戦(2-1)から先発2人を変更。前節負傷交代したDF松原健に代わり、そのG大阪戦で途中出場して決勝点を決めたDF遠藤渓太が右サイドバックで今季初先発を飾った。MFマルティノスは今季初のベンチスタートで、今夏加入したMFイッペイ・シノヅカが加入後初先発となった。

 大宮はFW大前元紀が4試合ぶりのベンチスタートとなり、出場停止明けのMFマテウスが2試合ぶりに先発した。[スタメン&布陣はコチラ]

 横浜FMは前半10分、DF山中亮輔の縦パスをおさめたFWウーゴ・ヴィエイラが強引な突破でPA内に進入。右足でフィニッシュまで持ち込んだが、至近距離でGK加藤順大に阻まれた。このこぼれ球にもう一度ウーゴ・ヴィエイラが詰めたが、シュートとDF渡部大輔のクリアが同じタイミングとなり、激しく交錯。両選手が苦悶の表情で倒れ込み、治療を受けた。

 2人ともすぐにプレーを再開したが、前半15分過ぎにウーゴ・ヴィエイラが再びピッチに倒れ込み、プレー続行不可能に。担架で運び出され、同18分、FW富樫敬真と交代した。開始早々にアクシデントに見舞われた横浜FMの混乱を大宮が突く。直後の前半18分、左サイドからFWマルセロ・トスカーノが右足でアーリークロス。2列目からフリーで走り込んだMF横谷繁がダイビングヘッドでゴール右隅に叩き込み、今季初ゴールとなる先制点を奪った。

 1点を追う展開となった横浜FMは前半29分、MF中町公祐の横パスを受けたMF前田直輝が左足でミドルシュートを狙うが、ゴール上へ。同38分には右サイドから中に持ち込んだシノヅカがゴール前に斜めのパス。MF天野純が効き足とは反対の右足でシュートを打ったが、クロスバーをかすめてゴール上に外れた。前半アディショナルタイムにはゴール前のこぼれ球を富樫が狙うが、加藤順がビッグセーブ。前半は大宮の1点リードで折り返した。

 大宮は後半開始から渡部に代えてDF山越康平を投入。山越はセンターバックに入り、DF河本裕之が左サイドバックに回った。後半は横浜FMが押し込み、大宮がカウンターを狙う展開が続く。大宮は後半4分、マルセロ・トスカーノがドリブルで持ち上がり、ゴール前のFW江坂任にパス。江坂のシュートがDFに当たり、ゴール前に浮いたこぼれ球をマルセロ・トスカーノがヘディングで狙ったが、カバーに入ったDF中澤佑二にクリアされた。

 後半12分にもカウンターから決定機をつくる大宮。江坂がドリブルで独走し、そのままフィニッシュまで持ち込んだが、シュートは枠を捉え切れず、ゴール右に外れた。するとその直後に横浜FMが同点に追いつく。相手のクリアミスを拾った中町がPA手前から右足を一閃。グラウンダーのミドルシュートはDF菊地光将の股間を抜け、ゴール右隅に吸い込まれた。

 1-1と試合は振り出しに戻り、大宮は後半14分、横谷に代えてMF岩上祐三を投入。横浜FMも同15分にシノヅカに代えてマルティノスをピッチに送り込んだ。両ベンチが動いて勝ち越しゴールを目指すが、互いに2点目が遠い。大宮は後半25分、岩上の右クロスのこぼれ球をマテウスが狙ったが、ミドルシュートはクロスバーを越えた。

 横浜FMは後半38分、前田に代えて8試合ぶりの出場となるMFダビド・バブンスキーを投入。大宮も同39分、江坂に代わって大前が入り、両チームともに交代枠を使い切った。同41分には大宮のマテウスが足をつり、担架で運び出された。しかし、すでに3枚のカードを切っているため、治療を受けて再びピッチへ。大宮は終盤、菊地と山越の両センターバックをゴール前に上げるパワープレーに出たが、後半アディショナルタイム、マルセロ・トスカーノのミドルシュートもわずかにゴール上に外れた。

 試合終了間際にはマルセロ・トスカーノが2枚目の警告を受け、退場。最後は10人となり、試合はそのまま1-1でタイムアップを迎えた。逆転優勝を目指す横浜FM、残留へ勝ち点3が欲しかった大宮。どちらにとっても痛い引き分けとなったが、4位横浜FMは3位柏が敗れたため、ACL出場圏までは勝ち点1差となった。

(取材・文 西山紘平)


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