川崎FのMF中村憲剛はJ1通算400試合目を勝利で飾った

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[10.14 J1第29節 川崎F3-2仙台 等々力]

 首位を勝ち点5差で追いかける2位川崎フロンターレは、12位ベガルタ仙台をホームに迎えた。奇しくも今月4日と8日に行われたルヴァン杯準決勝の再戦となった一戦は、川崎Fが前半のうちに数的不利になると、仙台が2点を先行。それでも終盤、FW小林悠の2ゴールなどで得点を重ねてF逆転に成功、3-2で勝ち点3を獲得した。

 9戦負けなし(6勝3分)と好調の川崎Fは、MF中村憲剛が先発を飾りJ1通算400試合出場を達成。キリンチャレンジ杯の日本代表に選出されていたDF車屋紳太郎も左サイドバックとしてスタメンに名を連ねた。

 2011年以来6年間勝利から遠ざかっている等々力競技場に乗り込んだ仙台。8日のルヴァン杯準決勝第2戦では出場停止だったFW石原直樹、清水所属時にルヴァン杯でプレーしていたため出場できなかったMF野津田岳人が揃って先発した。

[スタメン&布陣はコチラ]

 中村憲剛の右CKからDF奈良竜樹がヘディングを放ち、川崎Fが最初のシュートを放ったが、決定的なチャンスをつくったのはアウェーの仙台だった。9分、敵陣でボールを奪って一気にゴール前にせまると、野津田のクロスをFW西村拓真がダイレクトで右足シュート。フリーでシュートを許したが、GKチョン・ソンリョンが好守でしのいだ。さらに5分後にも左CKから野津田ー西村のラインでシュートまで持ち込んだが、スコアを動かすことができなかった。

 仙台の時間が続きチャンスをつくれない川崎Fは、23分にMF家長昭博が敵ペナルティーエリア内で倒れるが、故意に倒れたとして警告を受けてしまう。敵陣でパスを回す時間をのばしていく川崎Fは、MF森谷賢太郎の浮き球のパスから家長が右足で狙ったがGK関憲太郎のセーブにはばまれる。さらに、家長のクロスから中村憲剛がボレーでシュートを放ったが、ボールは枠をとらえることができない。

 動きのないまま前半を終えるかと思われた矢先、試合は突然動きを見せる。42分、家長は奥埜を後ろから倒して2度目の警告を受けて退場処分に。さらに、ブーイングもさめやらぬアディショナルタイムには、MF三田啓貴のクロスをMF中野嘉大が折り返し、最後は野津田が合わせて仙台が先制に成功した。

 10人で1点を追いかけることになった川崎Fは、後半開始とともにMFエドゥアルド・ネットを下げてMF長谷川竜也を投入、4-3-2の布陣で攻勢をかける。DFエウシーニョと車屋の両サイドバックも高い位置をとって攻めたてるが、仙台のカウンターが奏功する。後半9分にDF古林将太に代わってピッチに送り込まれていたDF蜂須賀孝治が右サイドを独走し中央へ。ファーサイドにいた石原がヘディングで合わせて追加点を挙げる。

 MFハイネル、FW知念慶と交代枠を使い切って攻める川崎Fだが、仙台の寄せが早く、ゴール前もしっかりと固める仙台守備陣を攻略できない。それでも37分、中央に切り込んだエウシーニョが左足を一閃。豪快なミドルシュートがゴール左隅に刺さり1点を返す。その1分後にはエウシーニョと同じような位置からFW小林悠が左足でのミドルシュートを決めて同点。勢いが止まらない川崎Fは42分、小林が逆転弾となるこの日2ゴール目を決めて3-2。劣勢を跳ね返した川崎Fが逆転で勝利をつかみ、ホーム・等々力競技場での連勝を「5」にのばした。

(取材・文 奥山典幸)


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