これぞ等々力劇場! 家長退場の川崎F、終盤5分の3発で仙台に大逆転勝利!《J1》

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▽14日に明治安田生命J1リーグ第29節の川崎フロンターレvsベガルタ仙台が等々力陸上競技場で行われ、3-2で川崎Fが勝利した。

▽ここまで16勝8分け4敗で2位につける川崎F(勝ち点56)と、10勝5分け13敗で12位につける仙台(勝ち点35)が激突した。YBCルヴァンカップ準決勝でも激闘を繰り広げた同カード。初の決勝進出を決めた川崎Fは、8日行われたYBCルヴァンカップ準決勝第2戦から先発メンバーを1人のみ変更した。登里に代えて代表帰りの車屋を起用。なお、この一戦で中村が大卒Jリーガー2人目となるJ1通算400試合出場を達成した。

▽一方の仙台は、YBCルヴァンカップ準決勝第2戦から先発メンバーを2人変更。蜂須賀とクリスランに代えて野津田と石原を起用した。

▽リーグ戦9試合負けなしを継続している川崎Fと、2戦ぶり白星を目指す仙台の一戦。試合は互いに積極的な入りを見せる中、ルヴァンカップの雪辱を晴らしたい仙台がゴールを脅かす。9分、ボックス左手前でパスを受けた野津田がボックス中央やや右に浮き球を供給。走り込んだ西村が右足で合わせたが、GKチョン・ソンリョンの好守に阻まれる。

▽良い入りを見せる仙台は14分、三田からの左CKにゴール前中央でフリーになった西村が頭で合わせるが、枠を捉えきることができない。

▽ここまで思うようにチャンスを作ることができない川崎Fは25分、小林からのパスを受けた中村がボックス手前から左足を振り抜くも、これはわずかにゴール右を外れた。

▽前半半ばが経過すると、川崎Fが徐々に相手ボックス付近まで侵攻し始める。すると33分、小林のパスをボックス手前で受けた森谷がワンタッチでボックス右にパス。走りこんだ家長が右足でシュートを放つが、GK関に防がれてしまう。

▽試合のペースを引き寄せかけていた川崎Fだったが、前半終盤に痛すぎるアクシデント。42分、奧埜を倒した家長にこの日2枚目のイエローカードが提示され、一人少ない状況に。その後も不利な判定が下される川崎Fのスタンドからはブーイングが飛び交う。

▽これを契機に仙台が前半終了間際に先制点を奪う。三田が敵陣中央からボックス左へ浮き球のスルーパス。走り込んだ中野が右足で合わせると、中央に走り込んでいた野津田が押し込んだ。

▽1-0で試合を折り返すと、1点ビハインドの川崎Fはこの日すでに1枚イエローカードを貰っているエドゥアルド・ネットに代えて長谷川を投入し、最悪の事態を回避する。

▽途中出場の長谷川が後半開始から積極的なプレーを見せるが、決定機を作り出すことができない川崎Fに対して、仙台は両サイドを駆使した攻撃で畳みかける。すると60分、右サイドでボールを受けた蜂須賀が敵陣中央右からクロスを供給。ボックス中央やや左に走りこんだ石原が頭で合わせてゴール右へと流し込んだ。

▽リードを2点に広げられたものの、一人少ない状況も影響して攻勢を強めることができない川崎F。75分にはボックス右に侵攻したハイネルの折り返しを長谷川が合わせることができない。

▽それでも終盤、悲願の初タイトルを目指す川崎Fが猛反撃を見せる。まずは82分、ボックス右手前でパスを受けたエウシーニョが中央へ切れ込み左足を一閃。強烈なシュートはゴール左上へと突き刺さった。さらに直後の84分、車屋が左サイドを駆け上がり中央へ浮き球を供給。これを受けた小林がカットインから左足を振り抜いてゴール左隅を射抜いた。

▽怒涛の追い上げに等々力競技場のテンションは最高潮。すると87分、川崎Fがついに逆転ゴールを奪う。ハーフウェイライン付近左でパスをカットした長谷川からパスを受けた小林がボックス左手前から右足を振り抜く。これが相手DFに当たってそのままゴールに吸い込まれた。

▽わずか5分間で逆転を許した仙台は、焦りから軽率なミスを繰り返してしまう。それでも後半アディショナルタイムには茂木が左サイドからのカットインからミドルシュート。しかし、これがクロスバーに直撃し、最後まで追いつくことができず試合終了。前半家長の退場に見舞われるも後半終盤に3ゴールで逆転に成功した川崎Fが10試合負けなしを継続している。