地中海で救助した大勢の人たちを乗せて伊シチリア島のパレルモに到着した救助船アクエリアス号(2017年10月13日撮影)。(c)AFP=時事/AFPBB News

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【AFP=時事】地中海(Mediterranean Sea)で10〜11日に移民の救助活動を実施した仏NGOの船が13日、救助した600人を超える人たちを乗せてイタリアのパレルモ(Palermo)に到着した。

 国際医療支援団体「国境なき医師団(MSF)」と共に地中海で調査・救出活動をしているフランスのNGO「SOSメディテラネ(SOS Mediterranee)」の船「アクエリアス号(Aquarius)」は10〜11日に地中海で救助した子ども241人を含む606人を無事パレルモに送り届けた。

 SOSメディテラネによると、救助された子どものうち180人近くは保護者が同伴していなかった。パレルモではパジャマ姿の幼児やピンクの毛布にしっかりとくるまれた生後1週間の赤ちゃんを船から降ろす救助活動家の姿が見られた。救助された人のうち11人は妊婦で、うち2人は妊娠9か月だった。

 SOSメディテラネは「アクエリアス号がこのほど非常に広い海域で実施した数多くの救助活動によって、地中海の中部ではこの人道危機がいまだに終わっておらず、悪化している可能性さえあることが示された」と述べた。

 リビアからイタリアに渡ろうとして今回救助された人たちの出身国はベナン、エリトリア、エチオピア、ナイジェリア、シリア、ソマリア、イエメンなどさまざまだ。紛争中のリビアで何か月も拘束され、性的暴行や拷問を受けたと話す人も多い。
【翻訳編集】AFPBB News