2018年春夏コレクション

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 「アヴァロン(AVALONE)」から、ウィメンズラインがデビューした。10月13日に開催した2018年春夏コレクションショーで初披露。メンズは三浦進、ウィメンズはNINA UTASHIROと、今後はデザイナー2人体制でコレクションを発表していく。

 NINAはコロンビア大学で美術史を専攻後「i-D JAPAN」や「commons&sense」などでエディターとして経験を積んだ。その後フリーランスでスタイリストやキャスティングなど幅広く活動。三浦とNINAが出会ったのは約3年前で、NINAがアヴァロンのムービーにモデルとして出演したことがきっかけだった。その後、NINAがアヴァロンのスタイリングに携わるなどし「相槌だけで仕事ができた」(三浦)というほど感性が近く、ウィメンズのデザイナーとしてNINAに声をかけたという。
 今シーズンのテーマは「THE ANTAGONISTS(敵対者)」。イギリスの17世紀の詩人 ジョン・ミルトンによる旧約聖書の創世紀をテーマに描かれた叙事詩「失楽園」では、人間を象徴するアダムとイブがプロダゴニスト(主人公)、サタンがアンタゴニスト(敵対者)として描かれている創世紀とは逆の視点から描かれており、主観となる語り手を逆転させることで悪と善が入れ替わる。今シーズンは"悪"に焦点をあて、アンタゴニストとは何か、"悪"とは何かということに着目しコレクションを製作した。
 ショーを終えたNINAは、「ファッションは世界になくても良いものだと思う。世の中にはエイズの治療法を探している人がいれば、一方でシルクの生地ひとつで騒いでいる自分もいる。でも私はファッションで生きていきたい。ピエロと思われるかもしれないが、これは150%の力で挑む全力のゲームだと思っている」と、デザイナーとしての自身の姿勢を示した。