痛みは痛みを招く!?狡砲澆琉循環瓩箸

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痛みを放置するとどんどん痛くなる場合があります。痛みは”痛みの悪循環”をつくります。それに関係しているのが、自律神経の一つである、交感神経です。痛みがあることで、交感神経が高まり、交感神経が高まることで痛みが痛くなったり広がったりします。交感神経が高い状態が続くと自立神経失調症になったりします。

頸肩腕症候群の患者さんの増加

最近はパソコンを使う方が増えているので、ペインクリニックには頸肩腕症候群(肩こり、頸部痛、肩甲部痛、腕の痛み、手のしびれなどの症状の総称)の患者さんが以前に増して多くなってきました。「肩こりをがまんしているうちに、首や背中にまで痛みが広がってしまった」という患者さんも少なくありません。

痛みは交感神経と密接なかかわりがある

交感神経というのは自律神経の神経系統のひとつで、まったく逆の働きを持つ副交感神経とシーソーのようにバランスをとりながら体を調節しています。肩や腰などに痛みが起こると、その刺激でその部分の交感神経が緊張します。そのため、血管が収縮したり、筋肉の緊張が高まったりします。副交感神経は交感神経とは逆の働きをして、体をリラックスさせて機能を回復させようとします。交感神経と副交感神経は、高くなったり低くなったりとつねに変動していて、そのバランスがとれていると体は健康な状態を保つことができるのです。

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体のどこかに痛みを感じると、その部分の交感神経が緊張し、血管が収縮し、筋肉の緊張が高まります。そうすると血流が悪くなり、それが原因で痛みをもたらす物質が発生します。その結果、さらに痛みが引き起こされます。こうして痛みの悪循環ができあがってしまうのです。実際には、痛みがなかなかとれなかったり、痛みが強くなったりします。

「交感神経の過緊張状態」から自律神経失調症になる場合も

全身に目を向けてみましょう。痛みが長引き不眠が加わると、副交感神経よりも交感神経のほうが高い状態となります。それが1週間も続くと、「交感神経の過緊張状態」になります。そうすると、肩こり、頭痛、不眠、手足の冷え、だるさなどの多様な症状がでてきて、いわゆる自律神経失調症になっていきます。

まとめ

いかがでしたか?
痛みは交感神経と密接なかかわりをもちます。交感神経と副交感神経は、高くなったり低くなったりつねに変動しバランスがとれているときに体は健康な状態を保つことができるのです。「交感神経の過緊張状態」が続けば、自律神経失調症など全身にかかわる多様な症状になってしまいます。
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参考書籍:河手眞理子著『「痛みの名医」が教える 体の痛みがスッキリ消える』(二見書房)

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