20〜30代の独身女性の彼氏がいない確率が50%を超える今。いつの間にやら少数派になった彼氏持ちの女性の中には、彼氏はいるもののセカンドポジションのまま、いつまでたってもファースト(本命)になれない女性たちがいます。彼女たちが本命になれない原因は何なのでしょうか……。彼女たちの過去の恋愛から、その原因を探っていきます。

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今回お話を伺ったのは、都内で人材派遣のコーディネーターとして働いている石村亜希さん(仮名・33歳)。フワフワに巻かれたロングヘアに、体のラインが出るワンピースが良く似合っている美人です。背が低く、丸顔からか、どちらかというと可愛らしい印象もありますが、高めのヒールにハッキリとわかるアイラインやリップなどを使って、その可愛らしさを無理矢理消しているようにも見えます。全体的に男性受けが良さそうに感じる亜希さんのセカンド気質はどこにあるのか――。生い立ちや、学生時代の恋愛から話を伺っていきます。

「出身は静岡県で、両親との3人家族です。父親は普通のサラリーマン、母親は近所のスーパーにパート勤務していた普通の主婦です。どこにでもいるような普通の家庭だと思います。唯一違うところと言えば、父親と母親の年齢差は8歳あるんですよ。母親が年下で、私から見てもあまりしっかりしていないところが多かったですね。料理も下手だったし、掃除も得意じゃなかったんじゃないかな。でもそんな母親を父親は怒ることはなく、カバーしている感じでした。週末は父親がごはんを作ることも多くて、私と母どちらにもベタ甘でしたね。夫婦仲も良かったですよ。仲の良い両親は、私の理想にもなっていましたね」

初めて彼氏ができたのはいつですか?

「中学1年の時です。地元は田舎で、偏見かもしれませんが、他に遊べるような娯楽が少ない分、みんな異性と付き合うのが早かったんだと思います。中学の時からクラスには数組のカップルがいて当たり前でしたから。最初の彼はクラスメートで、出席番号が近くて仲良くなって、彼の告白から付き合うようになりました。彼とは2年に上がってクラスが別れたら疎遠になってしまい、他に好きな子ができたと振られました。私は彼のことが好きだったのでショックは受けましたが、私にもすぐに新しい彼氏ができたこともあり、凹んだのは一瞬だったと思います(笑)。恋愛の切り替えが早いタイプなのかも、と自分のことを冷静に分析していましたね(笑)」

高校時代にモテ男からの告白、付き合うも彼を1番にすることはできず……

高校でも新しい彼氏ができたそうですが、のめり込むほどの感情はなく、進学の障害にさえならなかったと言います。

「地元の高校に進学して、1年の夏休みには隣のクラスの男子から告白されて彼氏ができていました。彼はバスケ部で、カッコイイと目立っていた子だったので、内面はよくわからないままOKしました。その彼とは長く続いて、そのまま3年の半ばまで付き合っていましたね。優しくて、私のことを大切にしてくれました。部活や塾などに忙しい彼だったのでそこまで会えなかったんですが、その分私も友達と遊べたり自由な時間があったので居心地が良くて、別れる理由なんてなかったんです。

それが、大学への進路を決める時に、私はずっと地元を出て東京に行きたかったので迷わずに都内の大学を希望したんです。でも、彼は実家から通えるところを希望していて、進路について初めて揉めたんです……。私は、彼のために進路を変えるなんて考えはまったくなかった。でも彼は、私のために東京への進学も視野に入れ始めて、その気持ちが嬉しいというより重くなってしまって……。本当にひどい話ですけど、男のクセに女で将来を左右されるような人なんだとガッカリでした。どうにか説得して彼は地元の大学へ進学を決めましたが、もう気持ちがなくなっていたので、受験に支障が出ないように夏休み前に別れました。その後高校では誰とも付き合っていませんね」

その後、都内の大学へ無事進学。刺激的な生活の中では、彼氏よりも男友達と遊ぶことを優先したそうです。

「東京での生活は想像以上に楽しかったです。ホームシックになったのはほんの一瞬で、毎日友達と遊びに行ったり、夜更かしして朝まで騒いだり、パーティー状態でしたよ!地元ではそんなに遅くまで開いている店なんてなかったのに、ここでは夜中でもみんな起きているんですよね。勉強もそっちのけで、とにかく遊び続けました。

でもその反動がきてしまい、ギリギリの単位でなんとか卒業できたんですが、就活がうまくいかずに卒業後はアルバイト生活になってしまって……。このままでは地元に戻されてしまうと危機感があったので、親には嘘をついて生活のために夜のバイトも始めました。そこでお客さんだった男性に就職先を紹介してもらうことになるんですが、その人は私に男女関係を求めてきて……」

静岡の田舎町から東京の繁華街へのギャップはすさまじく、いかに田舎者に見えずに馴染めるかを常に考えていた大学時代だったと言います。

仕事を紹介してくれた男性に合わせないといけないプライベート。その反動から、出会いを求めて夜の銀座へ出かけるようになっていきます。〜その2〜に続きます。