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「飲む点滴」の異名を持つことで知られる甘酒。点滴に匹敵するようなさまざまな効果を持つことで注目されたわけですが、改めてその効果を答えることができる人は意外と少ないかもしれません。また甘酒は2つの種類があり、どちらの甘酒にどのような効果があるのか、どのように飲むのが効果的なのかを知らずに飲んでいると、自分が求めている効果を得られないことがあります。

今回はそんな甘酒の効果とその効果的な飲み方をご紹介したいと思います。

アンチエイジング効果が高いのは酒粕の甘酒?米麹の甘酒?

甘酒には酒粕から作られたものと米麹から作られたものとがあります。どちらにも嬉しい効果がありますが、"飲む点滴"と一般的に呼ばれているのは米麹から作られた甘酒の方であるとこれまでいわれてきました。米麹甘酒にはオリゴ糖やブドウ糖、無機イオンが含まれているためです。

事実、米麹甘酒には腸内環境を良くしたり、活性酸素を除去したり、コウジ酸による美白効果、免疫力を高めたりする効果などがあるとして注目されてきました。その一方、酒粕甘酒はアルコールが含まれているために飲むシーンを選ぶことや、美味しくするために糖分を多く使うためにカロリーが高いというデメリットが指摘され、米麹甘酒よりも敬遠されてきた印象があります。

しかし、酒粕甘酒にはアルブチンによる美白効果や糖の吸収を抑える効果、コレステロールを低下させる効果などがあります。また、米麹甘酒と同じく腸内環境を良くする効果がある上、米麹甘酒よりも食物繊維やビタミン、たんぱく質などの含有量が高いのです。つまり、酒粕甘酒も米麹甘酒に勝るとも劣らない効果があるといえます。

酒粕甘酒と米麹甘酒の両方を飲むのがベスト

森永製菓と東京工科大学 前田憲寿教授(医学博 士)・中川香奈子助教(工学博士)との共同研究では、酒粕甘酒と米麹甘酒の両方を摂取することによる美容効果についてさまざまなことが明らかになっています。

具体的には、皮脂抑制効果によるニキビ予防効果、目の下のクマの改善効果、皮膚の表面温度の上昇、肌のキメが整ったり髪のツヤが出たりすることなどがそれです。どちらも1か月の継続摂取で確認された効果ということなので、最低でも1か月は続けたいところです。

甘酒を飲むベストなタイミングと効果的な飲み方

さまざまな嬉しい効果がある甘酒ですが、効果的に飲むには気をつけなければならないことがいくつかあります。

まずは温度。特に米麹甘酒は高温に弱いため、冷やした状態で飲むのがベストです。しかし、これからの季節に冷たい飲み物を飲むことに抵抗を感じる人も多いでしょう。そうした場合は豆乳を人肌程度に温めて甘酒に混ぜたり、生姜を温めて入れたりするのがオススメです。

甘酒をより効果的に飲むにはタイミングも重要です。よく言われているのが、朝晩に1杯ずつ飲むというもの。酒粕甘酒と米麹甘酒を混ぜるのではなく、朝に米麹甘酒を飲み、夜の就寝1〜2時間前に酒粕甘酒をコップ1杯飲む方法です。そうすることで朝は血流を促進して血圧を下げ、夜は深い睡眠へと誘う効果が期待できるのだそう。もちろんこれはあくまで一説なので、自分の体質に合わせて飲み方を工夫してみましょう。

これから風邪やインフルエンザなどが流行する季節を迎えます。栄養満点の甘酒の力を借りて体調管理に気をつけてはいかがでしょうか。