女子テニス、香港オープン、シングルス準々決勝。リターンを打つダリア・ガブリロワ(2017年10月13日撮影)。(c)AFP=時事/AFPBB News

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【AFP=時事】女子テニス、香港オープン(Prudential Hong Kong Tennis Open 2017)は13日、シングルス準々決勝が行われ、大会第7シードのダリア・ガブリロワ(Daria Gavrilova、オーストラリア)は第2セットでいら立ちを爆発させながらも、リゼット・カブレラ(Lizette Cabrera、オーストラリア)を6-1、3-6、6-4で破り、準決勝に駒を進めた。

 同大会では2年連続のベスト4入りを果たした世界ランク22位のガブリロワは、同155位のカブレラを相手に第1セットを6-1で先取し、順当に勝ち進むかにみえた。しかし、第2セット以降はサーブに苦しみ、アンフォーストエラーを連発すると、集中力を切らして逆上する場面もみられた。

  第2セットに20本ものアンフォーストエラーを犯して怒りを募らせたガブリロワは、その不満をコートサイドにいた父親やコーチ、観客、線審、そしてボールボーイにまでぶつけると、同セットを落とした場面ではラケットを椅子に投げつけ、ビクトリア公園(Victoria Park)のセンターコートに集まった普段は礼儀正しい観客から一斉にブーイングを浴びていた。

 第3セットは両選手ともにミスが目立つ展開となったが、最後は16本のダブルフォールトを記録し、5度のブレークを許しながらも、23歳のガブリロワはどうにか勝利を収め、準決勝ではジェニファー・ブレイディ(Jennifer Brady、米国)と対戦することになった。

 ロシア出身のガブリロワは試合を振り返り、「集中力を失ってしまいました。父に暴言を吐いてしまい、自分自身にも腹が立っていました」と認めると、「第3セットはもっと簡単に取れたはず。最高のテニスには程遠かった」と率直に話し、「こういう日もあります。明日の午前中はサーブを集中的に練習します」と苦笑いを浮かべていた。

 二コール・ギブス(Nicole Gibbs、米国)に7-5、6-4で勝利したブレイディとの14日の準決勝について、ガブリロワは「厳しい試合になるでしょう。ジェニーは調子が良いので、自分はサーブで上回りたいと思います」と語った。

■体調不良の王がストーサーに勝利

 その他の試合では、中国の王薔(Qiang Wang、ワン・チャン)がサマンサ・ストーサー(Samantha Stosur、オーストラリア)を7-5、6-2のストレートで退け、キャリア初の準決勝進出を果たした。

 大会期間中にインフルエンザのような症状に悩まされている王は、体調が悪化してわずか3ゲームを終えたあとのチェンジオーバーで医師の診察を受けた。長いメディカルタイムアウトを取った同選手は、めまいを感じて視界もぼやけていたという。

 世界48位の王は、「棄権を申し出る寸前でした。本当に具合が悪くてボールも見えていませんでした。でも、コーチが懸命に励ましてくれました」とコメント。AFPの取材で、コーチのおかげて勝ててうれしいか聞かれると、「いいえ、それほどでも。でも、自分にはどうすることもできません。勝てたことに驚いています。まだ気分も悪いです」と答えた。

 地元ファンから大きな声援を受けていた王は、14日に行われるアナスタシア・パフリュチェンコワ(Anastasia Pavlyuchenkova、ロシア)との準決勝までに回復することを願ってベッドに直行した。

 世界21位のパフリュチェンコワは6-3、6-3で同64位の大坂なおみ(Naomi Osaka)に快勝してベスト4入りを果たした。2回戦でヴィーナス・ウィリアムス(Venus Williams、米国)から金星を挙げた19歳の大坂は、1時間21分で試合を制したパフリュチェンコワの実力になすすべがなかった。
【翻訳編集】AFPBB News