中国メディア・今日頭条は10日「日本に対して反感を持つのは構わない でも彼らは農村を楽園に改造した、一方われわれはどうだ」とする記事を掲載した。

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 中国メディア・今日頭条は10日「日本に対して反感を持つのは構わない でも彼らは農村を楽園に改造した、一方われわれはどうだ」とする記事を掲載した。

 記事は「日本の農村を訪れたことのある観光客で、その美しい風景に魅了されない人、道路や民家の清潔さに感服させられない人はいないだろう。どうして高度な工業発展を遂げた日本では農村の生態環境がこれほどまで良好に保たれているのだろうか」とした。

 そのうえで、日本の農村も数十年前は貧困や環境悪化、都会との格差に喘いでいたが、それを日本人のたゆみない努力によって現在の姿に改善したのだと説明。「日本における農村改造の究極的な目標は、スローで快適な居住エリアを作ること。住民が大都市へ出ることなく質の高い生活を送れ、大都市に住む人が恋しがり随時戻って来るような桃源郷にすることだ」とした。そして、急速な工業化によって汚れた環境を住民の力で改善するとともに、現地の行政に掛け合って従来の経済成長一辺倒で環境を顧みない乱開発を撲滅するルールや施策を制定する取り組みを行ったと伝えている。

 また、日本の農村づくりは「文化の伝承、継続」が核になっており、それがコミュニティを運営する基礎になっていると指摘。毎年開催される各種の伝統的な文化活動により、住民たちの一体感がさらに強まるのだとした。

 記事は一方で、中国の農村について「新農村建設によって江蘇省華西村など裕福な理想の農村が誕生したものの、大部分の農村は仕事の機会が少ないために若者が都市に流出しているほか、ゴミがうず高く積まれ、最も基本的な衛生意識、環境保護意識に欠けた状態となっている。農薬や化学肥料の過剰使用で田畑は荒れ、『二度と帰りたくない故郷』になってしまっている」と指摘。中国の農村は日本のように自然環境と伝統文化の保護ができておらず、この点について早急に改めなければならないと論じている。

 社会や経済を支える国民の活力源となる食糧を生産する農村や農業は、間違いなく国の礎である。今、中国では農村が貧困の代名詞になっている。これを、環境的にも経済的にも精神的にも「豊かさ」の代名詞に変えていかなければならない。(編集担当:今関忠馬)