セルティックスの新司令塔カイリー・アービング【写真:Getty Images】

写真拡大

セルティックスに移籍したアービングが身長211cmを相手に圧巻のテクニックを披露

 世界最高峰のバスケットボールリーグであるNBAで、25歳の天才ドリブラーが脚光を浴びている。NBA公式ツイッターが敵を手玉に取る凄技の動画を公開すると、「マジシャンだ」「なんて動きだ」と注目を集めた。

 相手も一瞬動きが止まってしまうほどの切れ味鋭いドリブルを披露したのは、セルティックスの新司令塔カイリー・アービングだ。

 11日(日本時間12日)に敵地で行われたプレシーズンのホーネッツ戦。スタメン出場のアービングは序盤から巧みなゲームメークで攻撃を牽引した。そして、54-38で迎えた前半終了間際に見せ場が訪れる。自陣でボールを受け取った背番号11は、周囲の状況を見渡しながら相手コートへドリブル。すかさず、ホーネッツのオールスター選手、身長211センチのドワイト・ハワードが行く手に立ちはだかった。すると――。

 アービングはスピードを落とさず、勢いそのままに攻撃を続行。右手で前方から自身の股を通す“変則フェイント”でハワードの不意を突き、一瞬動きを止めた。そして、わずかに生じたスペースを縫ってゴール下に侵入し、最後は止めに来た相手のブロックも鮮やかにかわしてゴールを奪った。

球団も称賛「マジシャンはどのようにトリックを創作するか、プレーで示してくれた」

 27分間の出場で16得点・10アシストを記録し、108-100の勝利に貢献。NBAが公式ツイッターで「アービングはアービングだ」とハイライト映像を公開すると、ファンからは「なんて動きだ」「MVP!!」といったコメントが寄せられ、セルティックスも球団公式サイトで「カイリー・アービングはバスケットボールのマジシャンだ。マジシャンはどのようにトリックを創作するのか? 彼は自らプレーで示してくれた」と称えた。

 2011年にドラフト1巡目1位指名でキャバリアーズに入団したアービングは、2011-12シーズンに新人王、14年にはNBAオールスターでMVPを受賞。2015-16シーズンには“キング”ことレブロン・ジェームズとともにリーグ優勝を果たすなど、スターダムを駆け上がった。今夏にはイベントで初来日も果たしたが、その後にトレードとなり、セルティックスに新天地を求めた。鋭いドライブと巧みなゲームメーク、そして高精度のシュートで名門に2007-08シーズン以来のタイトルをもたらせるか。25歳の新たな挑戦に注目が集まる。