独ブッパータールの動物園で、あくびをするライオン(2012年8月9日撮影、資料写真)。(c)AFP=時事/AFPBB News

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【AFP=時事】中国湖北(Hubei)省の博物館で開催された展覧会で、アフリカの人々を動物になぞらえた合成写真が人種差別だとの指摘が寄せられたことから、問題の写真が撤去された。同館の学芸員らが13日、明らかにした。

「これがアフリカだ(This is Africa)」と題した写真展が開かれていたのは、同国中部の武漢(Wuhan)にある湖北省博物館(Hubei Provincial Museum)。これまで3週間にわたって展示されてきた作品の中には、口を大きく開けているアフリカ人の子どもの横に、サルが全く同じポーズで写っているものや、歯をむき出しにした成人男性と牙をむいたライオンを並べた写真などがあり、アフリカのソーシャルメディアユーザーらの間で怒りの声が広がっていた。

 博物館は苦情を受けて、12点の作品を撤去。学芸員の一人はAFPに対し、「われわれの善意と誠意を示すため、アフリカの仲間たちがショッキングだと受け止めた写真を差し替えた」と明かした。

 この展覧会では、写真家の喩恵平氏(Yu Huiping)による作品150点が展示されていた。この学芸員の話では、喩氏は何度もアフリカを訪れており、アフリカ大陸に「大きな愛情を抱いている」という。

 喩氏はこの作品群を手掛けるに当たり、純粋に「アフリカにおける人間と動物との調和を示す」つもりだったと学芸員は話しており、「ここには差別は一切ない」と釈明している。
【翻訳編集】AFPBB News