メルカリは節約ママの必須ツール? 無駄な出費とトラブル回避する活用のコツとは

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・実際買ってみたけれど使わない
・使っていたが飽きてしまった
日常生活の中で、こうした不要品は、節約を心がけていても結構でてくる。

そんな不要品の処分、意外に困っている人も多いのではないだろうか。

以前なら、不要品は捨てていたが、昨今は、廃棄するにもお金がかかる。
そこで、ヤフオクなどのオークションサイトで売買してきた。

ただ、オークションでの売買価格は、入札で確定するので、時間がかかる。
また、入札が少なく、希望価格に届かない場合もある。


そこで最近、オークションに変わって利用されるようになったのがメルカリなどのフリーマーケットサイト(フリマサイト、フリマアプリ)だ。スマートフォンでも利用できるフリマアプリも増えている。

フリマサイトでは、出品者が商品の金額を決めて出品し、購入者が気にいればすぐに売買が成立する。

その中でも人気があるのが「メルカリ」というサービスである。
筆者も最近メルカリを始め、その便利さの虜になってしまった。


スマホで写真を撮るだけで簡単出品
メルカリは、簡単な操作でアカウントを作るだけで、すぐに利用を開始することができる。
手軽で誰でも利用できるため詐欺なども心配になるところだが、メルカリでは対策として登録時の個人情報の登録を強化している。




右下のカメラアイコンをタップすると、簡単に出品することができる。




商品の登録ページでは以下の内容を入力する。
・商品写真
・商品の説明
・カテゴリー
・商品の状態(新品、未使用など)
・配送料の負担(出品者負担/着払い)

商品の状態を嘘偽り無く、正しく記載することで、後々のトラブルを防ぐことができる。写真も綺麗に撮れば、確かに売れやすくなるが、購入者が届いた商品が思っていたのと違った、というトラブルになることもあるので、美化しすぎる写真は避けて、状態がしっかりわかる写真を撮影したほうがよい。


配送は、断然匿名配送のメルカリ便が便利!
次に、配送方法を決めるのだが、メルカリでは豊富に用意されている。
・らくらくメルカリ便(ヤマト運輸):ネコポス、宅急便コンパクト、宅急便
・ゆうゆうメルカリ便(郵便局):ゆうパケット、ゆうパック
・大型らくらくメルカリ便
この3つのメルカリ便は、匿名配送という形式を使っている。

取引が成立すると、
メルカリアプリで二次元コードを生成できる
・二次元コードをコンビニや配送業者の専用端末に読み取る
これだけで伝票が発行されるのだ。

発行された伝票には自分の情報しか記載されず、相手の住所欄はQRコード表示になっている。これで送れるのだから凄い。

このまま配送されると、自分の住所が相手に分かってしまう?
と思いがちだが、実はそうではない。
送付先に届けられる際には、別の配送用の伝票が貼られていて、宛先欄だけに送り先の住所だけが記載されるようになっているのだ。

つまり、お互いに相手の個人情報は全く知らずに、商品の取引できるのである。
配送する商品の大きさにもよるが、なるべくメルカリ便を選択するのが良いだろう。

メルカリ便は、伝票を窓口に出すと受付完了となる。
配送料は、取引終了後に売り上げから差し引かれる形なので、配送時の支払いがないのも手間が不要で嬉しい。

もちろん、メルカリ便以外にも、ゆうメール、レターパック、普通郵便、クロネコヤマト、ゆうパック、クリックポスト、ゆうパケットの方法を選ぶことができる。
着払い配送の場合は、これらの選択肢から選ぶことになる。

中古ショップより断然高く売れるのが嬉しい
フリマアプリのメリットは、ズバリ、中古ショップ持ち込みなどより高く売れることだ。

中古ショップでは、買い取りしてから自社のショップで売らなくてはならない。
そのため、商品の買い取り価格を低く抑えられてしまう、

だが、メルカリでは、基本的に中古ショップでの販売価格でも、それなりに売れるのである。メルカリでは販売手数料10%が差し引かれるのだが、それでも販売価格の9割は収入になるのである。送料を差し引いても、中古ショップに売るよりは収入は大きい。

自分で配送手続きするのが面倒だと思うかもしれないが、
ヤマトや郵便局、コンビニに荷物を持ち込むだけで発送できるので、実際にやってみると意外に気にならなくなる。

商品の梱包についても、
100円ショップなどで、あらかじめプチプチやクッション封筒などを用意しておけば、大体の荷物には対応できる。

たしかにちょっと一手間は必要だが、その一手間で収入がアップするのなら試してみる価値は十分あるだろう。

もちろん中古ショップより安く売っている商品も多いため、売るだけなく購入するのもお勧めである。


あくまで個人取引なので、礼儀が大切!
メルカリを利用する上で、注意したほうがいいのは、「個人取引」だということ。
相手は、商品を売ったり、買ったりする業者ではなく、自分と同じ対等な個人だということ。

取引前はコメント欄で、やり取りすることになる。
取引が成立すると、発送完了まで取引メッセージでやり取りすることになる。
匿名とはいえ、スマホの向こうにいる人は、自分と対等の個人がいることを認識して、良識のある対応をすることが大切である。
・敬語で丁寧な言葉遣いをする
・無理な値引き交渉はしない
・発送期限、入金期限を守る

基本的なことだが、これらの対応をしっかりすることで、トラブルを未然に防ぎ、気持ちよく取引することができる。
また、売買の前には、ユーザー評価をチェックするのも、トラブルを回避する自衛方法の一つだ。

メルカリでの支払いは、
・クレジットカード
・銀行振り込み
などが利用できるので、一般的な通販サイトでの利用とあまり変わらない。

通販サイトと違うのは、取引相手が一般の人であることと、売上金を購入に使うことができる点である。

売上金は、
・1万円以上なら無料で銀行振り込みになる
しかし、1万円未満であれば手数料210円かかってしまう。
そのため、
・1万円まで貯まるまで待つ
・売上金を使ってメルカリで買い物をする
どちらかを選択して活用すると無駄に手数料を払わなくてもすむ。


執筆 ちえ