未成年の花嫁(右、2006年3月2日撮影、資料写真)。(c)AFP=時事/AFPBB News

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【AFP=時事】インドで違法な児童婚をさせられたと訴えていた若い女性が、夫とされた男のフェイスブック(Facebook)のページから児童婚の証拠を発見し、裁判で婚姻の無効を証明することに成功した。子どもの権利保護活動家が12日、明らかにした。

 スシラ・ビシュノイ(Sushila Bishnoi)さん(19)は、自身の婚姻は児童婚なので無効だと西部ラジャスタン(Rajasthan)州の裁判所に申し立てた。しかし、夫とされた男は、2人が児童婚をしていた事実を否定し、訴えを取り下げるよう脅迫した。

 インドで児童婚は違法とされているが、地方部の多くでは伝統としてはびこっている。

 ビシュノイさんは子どもの権利保護活動家の支援を受けて夫とされた男のフェイスブックページを徹底的に探し、自身が未成年のときに結婚式を挙げたと証明できる決定的な証拠を発見した。

 ラジャスタン州で児童婚の無効確認の支援を行う慈善団体「サールティ・トラスト(Saarthi Trust)」のクリティ・バルティ(Kriti Bharti)代表によると、「男の友人の多くがフェイスブックページに結婚を祝うメッセージを投稿」しており、その内容を裁判所に提出したところ、「証拠として認められ、ビシュノイさんの婚姻について無効との判断が下された」という。

 ビシュノイさんは2010年、ラジャスタン州バルメル(Barmer)で人目を忍んで結婚式を挙げた。夫婦は共にわずか12歳だった。

 ラジャスタン州では、少女は結婚式を挙げた後も親元にとどまり、法定婚年齢の18歳になってから夫と暮らすことが多い。

 ビシュノイさんは両親から元夫の家に移り、結婚を完全なものにすることを強要されたという。

 AFPに対し「私は勉強したかったのに、実の家族と義理の家族は飲んだくれと暮らさせたがっていた」「生きるか死ぬか迷ったが、私は生きることを選んだ」と語っている。

 ビシュノイさんは家を出て保護施設に駆け込んだ。そこで活動家のバルティ氏と出会い、支援を受けて婚姻無効の手続きを開始した。
【翻訳編集】AFPBB News