WBA世界ミドル級1位の村田諒太(帝拳)が王者アッサン・エンダム(仏)に挑戦するWBA世界ミドル級タイトルマッチは10月22日、両国国技館でゴングとなる。両者は5月に対戦してエンダムが2-1で判定勝ち。“不可解判定”と言われた第1戦を踏まえながら、第2戦をプレビューしてみよう。

 第1戦は村田が4回にダウンを奪い、その後も何度かチャンスを作りながら、最終的にフルラウンドの勝負となった。スコアは117-110で村田、116-111、115-112でエンダム。リングアナウンサーが判定コールを読み上げた瞬間、村田の「信じられない」というゆがんだ表情が印象的だった。

 見たものの多くが村田の勝利を確信した試合だったが、あえて村田の悪かったところを挙げるなら、手数が少なかったこと(ポイントを獲得できなかった)、チャンスで詰め切れなかったこと(KOすることができなかった)、の2点であろう。

 第1戦は序盤にはあえて手を出さない作戦に出た村田だが、第2戦のリングでは手数を増やすつもりだ。無論、ガードを固め、前に出てプレッシャーをかけるというスタイルは崩さずにだ。村田は 本サイトのインタビューに対し、次のように語っている。

「空いているところ、空いているところと狙ってもそうそう当たるわけでもないですし、ガードの上からでもいいから何発か打つ。一発一発当たらなくても5発6発と打っていって、そのパンチがもしかしたら、たまたま顔面に当たって、倒れてくれるかもしれない」  

チャンスで詰めることに関しては「エンダムの打たれ強さをリスペクトしすぎたかもしれない」と語るように、ダウンのとき、その後にエンダムがグラついた場面でも、ラッシュでスタミナを失う不安が頭をよぎり、無理に倒しにはいかなかった。