2015年に加入して以来、シュトゥットガルトの左サイドバックを支え続けてきたエミリアーノ・インスア。しかしながらブンデス1部復帰を果たした今シーズンは、夏の準備期間に行われたテストマッチでの大腿筋の負傷により、ここまで離脱を余儀なくされてきた。

とくに大腿筋の裂傷が膝にまで影響を及ぼし、最終的には手術を受けるなど回復に時間を要してきたのだが、今回の代表戦明けにはすでに復調。先発復帰を果たす可能性もある。ヴォルフ監督は「とても嬉しいね、彼がまたピッチに立っているのを目にすることは」と目を細めている。

しかしながら先発復帰は決して既定路線というわけではない。ヴォルフ監督は「練習はとてもいいが、先発かどうかはわらないよ」とコメント。インスアの負傷に伴いシュトゥットガルトは、今夏に元ドイツ代表デニス・アオゴを獲得。ここまでは左サイドバックの先発として、プレーのみならずリーダーシップという点でもチームに貢献しているところだ。

そのためヴォルフ監督としては、うれしい悩みを抱えることにもなったのだが、「いい選手をベンチに置くことができるし、途中から起用させ、そして定位置争いを激化できる状況にある」と喜びをみせており、「全ての選手たちをリスペクトしているし、毎試合ごとにベストの選手たちを起用して行く」考えを強調した。